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うちのムルティプラの紹介


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なぜムルティプラ

それまで乗っていたシトロエンBXは、 手頃なサイズでいながら十分に物が積めて、しかもハイドロ独特の乗り心地に加えて メカニズム的な面白さもあって、我が家のファミリーカーとしては丁度いい一台であった。 だからエアコンが動かなかったり、AT故障で半年ほどお不動さんだったりしながらも、 結局2代で都合9年も乗ることになったのだろう。 単に買換え資金がなかっただけという話もあるが(^^;、買換えるほどBX以上に魅力的な クルマがなかったというのもまた正直なところである。

ムル しかし、3人の子供が大きくなるにつれ、後席での領土争いがだんだん激しくなってきた。 やはり基本的にセダンは4人が乗って快適なようにできている。 5人家族で使うにはどうしても手狭になってきたのだった。

こういう場合、最近の世間の流れでいくと3列シートのミニバンが購入対象になるのだろう。 確かに今はミニバンが大流行である。大人数の家族でなくてもでっかいミニバンに乗っていたりする。 でも、なんというか、ミニバンってあまり好きではないんです。 少なくとも自分で乗ろうとは思わない種類のクルマ。 だから積極的に乗り換えようという気にもならなかったし、そもそもうちの狭い車庫には 4mを大きく超えるような長いクルマは入らない。

そんな中で、ルノーセニックは比較的いいかなと思わせるクルマだった。 大きすぎず、それでいて後ろにちゃんと3人座れて (特にこの場合、シートが3つに分離していることが重要なポイント)、 かつトランクは十分な容量がある。 友人blue氏の初期型セニックに同乗して信州まで行ったりした経験からも、 我が家のファミリーカーとしての条件にはピッタリだとは思った。

そうこうするうちに、FAJから ムルティプラの正規輸入が開始された。 とりあえず最寄りのディーラーで、家族+セールス氏の6人乗車で辺りを試乗させてもらう。 走った印象は一言でいうと、フツーのクルマ。BXみたいに印象深い乗り味もないが、 一方で欠点らしい欠点もなくて、よくできた優等生という感じだった。

結局セニックと較べると、あちらの方がクルマとしてのバランスは良いかなとは思ったが タイミング的にモデル末期であったのと、ムルティプラを見た後では あまりにコンベンショナルで地味なデザインに感じてしまって、いまひとつ触手を動かされなかった。 一方のムルティプラはというと、トランクの奥行きが短いかなと思うのと、仏車の乗り心地に慣れて しまった身にはシートの掛け心地が物足りないなど、不満が全くないわけではなかったが、 手頃なサイズでいながら5人が均等に座れるレイアウト(というか6人までOKなわけですが)、 それになんといっても伊車でしかありえないような秀逸な内外装デザインに惹かれた。

ムルの詳細は次ページ以降で紹介させて頂くとして、実際使い始めてみれば我が家の生活に ピッタリで、これを選んで正解だったと思っている。

エクステリア編につづく

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