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使用材料等


本紫檀(ローズウッド)  ベトナム カンボジア ラオス産

マメ科ダルビージア属の広葉樹 比重1,04水に沈みます。磨くと光沢が出ます。乾燥 加工性に難
削ると甘い香りがします。ここからローズウッドの呼び名も
以下産地で名前がかわります。

ブラジル産 ブラジリアンローズ ワシントン条約 絶滅危惧種に指定
中米産 ココボロ
東南アジア産 イーストインディアンローズ
タイ産 チンチャン(手違紫檀)
フィリピン産  ナーラ
ミャンマー産  パドウク
パプアニューギニア産  ニューギニアローズウッド 
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チンチャン(手違紫檀) タイ産
現地名です。 本紫檀に比べ少し色合いが薄い。
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ココボロ パナマ産
オイル質多い。


バイオレットウッド マメ科の広葉樹 ブラジル産 メキシコからブラジル南部の熱帯に分布
伐採直後は褐色。空気に触れるうち紫色から紫褐色に。ここからパープルハートと呼ばれる。アンデスローズとも。 織物用の染料が採取される。 比重0,88 磨くと光沢 耐久性 防虫性 寸法安定性あり
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ピンクアイボリー クロウメモドキ科 
南アフリカ共和国産 高価。

   白檀 インドネシア インド 太平洋の島々
   サンダルウッド 壇香ともよばれ芳香あり
   淡黄色で使い込む程濃くなる。

黒檀 エボニー インドネシアを中心に東南アジア アフリカの一部 カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹 重く硬い材 比重0,85〜1,09
真黒(マグロ) 本黒檀 磨くと光沢 漆黒の黒 高価で輸入量極めて少ない。
アフリカ黒檀 タンザニア産
青黒檀 タイ ビルマ ラオス産
シャム黄楊 タイ ミャンマー産 ツゲ科ツゲ属常緑広葉樹 磨くと光沢 比重0,75
楠コブ インドネシア産 比重0,45 削るとお香のような香り 木目の紋様(杢 もく)まいてます。磨くとどんな杢出るか楽しみな材です。柔らかく仏像彫刻に用いられる。防虫剤の原料。
鑿を打ってもらった鍛冶職人に伺った話ですが、仏師で皮膚の弱い人が楠材を彫っていたところ唇が白くなり荒れていたそうです。
スネークウッド クワ科 スリナメ産 南米ギニア周辺に分布
竹の様に割れやすい。磨くとその名の通り蛇の様な紋様出ます。高価。
比重1,09 Letter Woodとも呼ばれる。
屋久杉 杢まいています。磨くと綺麗です。虎目と言うそうです。どんな虎目になるか楽しみです。比較的柔らかいので指輪よりチョーカー 髪飾り ブローチ向き
同じ部材から採った材(本紫檀)ですが部位によってこれだけ色が違います。
   
オリーブウッド モクセイ科 スペイン 地中海一帯
生命力強く‘命の木‘とよばれる。
もともと食用に栽培されているので、収穫量が落ちたり枯れたりした場合のみ木材となる。
フランス黄楊 フランス産 (ボックスウッド)
シャム黄楊に比べ少し黄味がかる。
カリン マメ科の広葉樹 タイ ビルマ 東南アジア 
実がなるのは別物でバラ科ボケ属
チューリップウッド モクレン科ユリノキ属の落葉広葉樹 米国東部産
(イエローポプラ) 花がチューリップ似 葉は半纏に似る。半纏木とも呼ばれる。辺材は乳白色、黄褐色から少し緑がかる。心材は紫色の筋が入ることもある。
  煤竹  古民家の藁葺き屋根の梁に使われていたもので、数十年単位で、囲炉裏の煙に燻され飴色になったものです。渋いですよね。
茶杓、扇の骨、耳掻きなどに使われます。

基本的に鋳造で製作しますので鋳造用合金を使用します。 
シルバー720 比重9,5  Ag(銀)72% Zn(亜鉛)13% Sn(すず)9% In(インジウム)6%
コストパフォーマンスに優れますが硫化(大気中の硫黄分と反応し黒変)しやすい。柔らかいので研磨しやすいですが傷がつき易い。
シルバー460 比重11,5 Ag(銀)46% Pd(パラジウム)20% Cu(銅)20% Au(金)12%
シルバー720と18kの中間(当工房の使用金属で)に位置 金を含有する為、黒変しにくい。銅を含有する為、硬くなり傷つきにくくなります。 
18K金色系 比重16,7 Au(金)73,8% Ag(銀)9,2% Pt(白金)9% Cu(銅)4,4%
celeblity and gorgeous
18K白色系 比重16,7g Au(金)77,3% Pt(白金)9,8% Pd(パラジウム)8,9% Ir(イリジウム)0,1%
luxury and noble
合金に含まれる金属元素の特徴
Au(金) 耐変色性、耐蝕性を増し、延性を高め加工性が良くなる。重くなる。
Pt(白金) 金と合金化させる事により硬くなる。白色化する。
Pd(パラジウム) 白金と同様の性質、比重はおよそ半分。白色化する。鋳造時、水素 酸素 炭素等吸収しやすく金属劣化を起こしやすい。
Ag(銀) 合金の融点を下げる。金合金の延性を増す。
Cu(銅) 硬くなるがもろくならない。融点を下げる。添加量が増えると耐蝕性が悪くなる。
緑青(ろくしょう) 銅に出来る青緑色の錆びですが、それ自身に毒性は無く水に溶けず人体に入っても無害。銅細工にヒ素が使われたり、銅の接合に有害な鉛が多量に使用された為、緑青が有害とされたが後、無害と判明。銅の表面が緑青で覆われると、それ以上内部に進行しない為、古くから建築物等に用いられた。
In(インジウム) 鋳造時、脱酸剤として働き合金の流動性を向上させる。
Sn(すず) 同上、添加量が増えると、もろくなる。
Ir(イリジウム) 微量の添加で合金の結晶を微細化
Zn(亜鉛) 脱酸剤、流動性の向上 添加量増えると、もろくなる。

金属アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)
金属が汗や唾液(酸性)などの影響でイオン化して溶け出し直接触れている部分から血液中に取り込まれたんぱく質と結合 原因となる物質(アレルゲン)となり本来持っていないタイプの複合たんぱく質に対して免疫細胞が過剰に反応してかゆみ、発疹、発赤がおこります。
個人差があり突然発症したりします。こうなると原因を取り除くしか解決方法はありません。
アクセサリーの使用は中止して下さい。どの金属元素に反応するかは、皮膚科でパッチテスト受けられるとわかるそうです。
ご家庭で出来るちょっと研磨 艶出し

当工房で製作したもので研磨依頼のあったものです。使用金属 シルバー720 半年程引き出しの中に保管されていたもの。全体に硫化による黒変みられます。

メッキ施されたもの 石のついたもの 高価なもの 傷の深いもの等につきましては、ご購入店にご相談下さい。あくまでも個人の責任で艶出しなさって下さい。
ピカール ウエス(着古したシャツ綿100% パンツでも可) ピンセット 綿棒 爪楊枝 ワッテ 
まずウエスにピカールを極く少量とり全体を磨きます。綺麗なウエスでピカールを拭き取ります。
研磨の段取りとして大きいところから細かいところへ

穏やかな精神状態 深夜 ゆったりしたBGMが望ましい。
細かいところは綿棒や ピンセットに小さなウエスを巻きつけてピカールを少量とり 傷をつけないように気をつけて さらに細かいところは爪楊枝にワッテを巻きつけて磨きました。
いと をかし。
ここまで約30分 根気あれば艶は蘇ります。 最終的に研磨機械使用し、スチーマーで細かいところに入り込んだピカールを落としレザー部分にオイル塗ってあげて発送しました。
 アフリカ黒檀とシャム黄楊からなりウレタン塗装仕上げ?(二液性の塗料ということでした。)
 職人の銘が入っています。だからなんだ!といわれると困りますが、インスパイアされたというか刺激です。
 モチーフとなった、しだ(アイビー)とワックスモデル
 製作完成までペンダントトップ編
 ボツとなったモックアップモデル(青色)と今回の材( 本紫檀)。
 ボツとなった材(黒っぽく杢出てない。)左と削りかす。でも甘い香り。
 シンプルに、ということで。  
 女性らしく‘くびれ‘を入 れてみました。
 きれいな杢出ました。嵌め込むメタルの一部(シルバ ー460)の鋳造後
 メタルを嵌め込んでみました。バチカン部は銅です。
 Simple and Sexy!
 表面てかってます。
 染み込むタイプのオイル塗布。。充分乾燥させます。
 それから表面に膜をはるタイプのオイルを塗布し
 充分乾燥させます。しっとりした仕上がりになります。
 裏面 象牙を埋め込み名前を掘り込みました。
 バチカン部 古色仕上げ。使ってるうちに、いい色に なると思います。表面磨きこんでしっとりさせます。
 ワンポイントに‘かすがい‘打ち込みました。
 完成納品。開口一番、うわー!かわいい!
 
 喜んでもらえて嬉しい。うふっ。