2011年5月例会(上坂部西公園)

                      
実施計画


 4月例会は浜谷さんのご案内で、龍野の町並み、お城の素晴らしい桜、そして旅館の庭にある天然記念物の片しぼ竹の見学、さらにお土産の買い物など、充分楽しませて頂きました。
 さて、5月例会はあまり足を運ぶことのない塚口の上坂部西公園で珍しい「なんじゃもんじゃの木」(一葉たご)を見ることにします。平年は5月上旬〜中旬に木全体が雪の帽子をかぶったように花が咲くのだそうですが、当日は果たしてどの様な景色が見られるでしょうか

1 日時 5月13(金) 小雨決行
2 行き先 尼崎市塚口 上坂部西公園 他
3 乗車阪急電車(前から3両目あたり)
   三ノ宮発10:01(特急)→西宮北口10:15(普通 電車乗換)西宮北口10:17→塚口10:22
4 集合 阪急三宮駅東口改札口前 9:50
   ※ 山陽電車方面から来られる方は阪急三宮で下車せずに上記の電車でお越し下さい。
5 持参品 弁当、お茶、シート等
6 その他 午後からは神社仏閣やミュージアムなどいくつか候補を考えておきますので、昼食を食べながら相談したいと思います。


実施報告


 期待していたなんじゃもんじゃの花は5月6日頃が見頃とホームページに掲載されていました。それから1週間、その間に風雨、大雨注意報と悪天候の日が続いたので心配しながらの実施になりました。阪急三宮駅改札口に17名が集まり、改札口を定刻に入りました。しかし、電車が出発するまでに3人が加わり、特急から普通に乗り換え、塚口駅に到着すると、先に一人着いていました。
 総計21名で塚口駅から上坂部西公園へ向かいました。2度ほど道を尋ねて確かめ、ピッコロシアターを過ぎたところに目的地がありました。早速職員になんじゃもんじゃの木の所在を尋ねました。昨日までの雨で花はほとんど散ってしまい、かろうじて1本だけ花が少し残っているということで、みんなで教えられた方向へ行きました。ところがなかなか見つかりません。それもその筈、少し高いところに細く小さな花びらを咲かせていたのです。それでも花を見つけることが出来て、みんな大喜びでした。正式な名前は「ひとつばたご」でした。早速カメラや携帯電話で撮影したり、散っている花の中できれいな形が残っている花びらを集めたりしていました。
 11時半頃、ベンチや石に腰掛けてお弁当を食べました。次回の相談、午後からの日程を話し合った後、温室を見学しました。6月にあじさいを見に行く計画を立てたのですが、温室にいろいろな種類のあじさいの花が展示されていました。あじさいにもこんなに種類があるのかと驚きました。
 そのあと緑の相談所の展示物などを見学し、公園を後にして塚口神社へ向かいました。須佐男命が祀られた古い神社ですが、一つ道を間違えたために隣に見えているにもかかわらず袋小路で行き止まりの道に迷い込むなど、なかなか到着しませんでした。古い神社だけあって境内の木も太くそびえ立っていました。
 そこからおよその見当をつけて南東に進むと正玄寺に到着しました。こちらへ行く道も右に左にと曲がりくねるので、太陽の位置から方角を推測して歩かねばなりませんでした。お寺の横にお墓もあるので西か南に入口があると思いお寺の土塀に沿って歩きましたが、結果的には東の面の北の端に小さな門があり、大きな正門やお墓の近くの扉は閉じられていました。
 このお寺は、元興正寺塚口別院で、かつて塚口御坊といわれ大きなお寺だったようです。有岡城の木村政重が謀反を起こしたとき、信長軍の本陣になったところでもあります。ここにも驚くほど大きな銀杏の木がありました、しかし、普段から閉じられて手入れが行き届かないようで、荒れた感じでした。石棺なども見に行こうかと思ったのですが、みんなすっかり疲れてしまい帰ることにしました。ゆっくりですが1万歩以上歩いていました。それにしても駅の北側の古い通りは真っ直ぐに進めない入り組んだ町でした。
 西宮北口の施設に寄る人たちもあり、西宮北口で解散しました。

  
なんじゃもんじゃの花                    花びら                    
  
塚口神社                           ご神木       正玄寺