2005年1月の例会ご案内

  「1.17ひょうごメモリアルウォーク2005」に参加します。
 メンバーには、被災した方々のほかに、避難所の責任者だった方、職務で被災者支援をされた方、ボランティアをされた方等、いろいろな方がおられます。それぞれの立場からのお話をお聞きしながら、有意義なウォーキングにしたいと思います。

1 日時 2005年1月17日 8:45〜
2 集合 8:45 神戸市文化ホール正面玄関前
3 ウォーク 9:00〜 大倉山公園野球場から出発 HAT神戸まで約5q
4 ゴール地点での行事は自由参加です
 (1) 阪神・淡路大震災10周年追悼式典 HAT神戸・人と防災未来センター 慰霊のモニュメント前(11:45〜13:00)
 (2) 交流ひろば 人と防災未来センター南側・なぎさ公園(10:30〜15:00) 防災訓練、炊き出し、ふれあいバザー等
 (3) メモリアルスクエア 県立美術館 アトリエ 励ましと感謝のメッセージ 被災者出身のミュージシャンコンサート
 (4) ふれあい元気アップステージ 人と防災未来センター・ウッドデッキ コンサート(高石ともや、イルカ、紙ふうせん、ばんばひろふみ、他  司会 谷 五郎
5 持参 おにぎり程度の昼食、お茶、その他おやつ等は自由
6 雨天決行 ただし気象警報が発令されたときは中止(暴風、大雨、大雪) 中止の場合、AM神戸 5:59、7:59放送

報告

 1.17メモリアルウォーク出発前             メモリアルウォークゴール地点で
 当日小雨が降る中、集合場所の文化ホール玄関前に15名が集まりました。大倉山公園のスタート地点の受付でスタンプ帳や地図を受け取り、最初のスタンプを押してもらいました。出発式では齋藤副知事の出発宣言、メモリーウォークの説明、準備運動がありました。参加者の記念写真(なぜか16人映っています)を撮ったあと、飲み物をもらってスタートしました。途中で、式典会場に向かわれる天皇陛下の車が通り、窓を開けて手をふって下さいました。
 最初に「兵庫県災害対策センター」の見学でした。10年前、情報収集が十分でなかった反省から設置された施設だと思いますが、頼もしく思いました。続いて兵庫県職員会館が休憩所とスタンプを押す場所になっていました。そして、本日早朝にリニューアルオープンしたNHK神戸放送局に立ちよりました。竹下景子さんが対談の打合せをしておられました。オープンスタジオで、生の空気が伝わってくる素晴らしい放送局です。もう一度ゆっくり訪れたいと思いました。
 山手幹線から国体道路へ進むと、途中で甘酒のサービスがありました。しばらく歩いていたので、とてもおいしく感じました。そのために、みんなからすっかり遅れてしまいました。
 ゴール間近で六甲山の山腹にかかるとても大きく美しい虹を見ました。ゴール地点で最初に訪れたのは「兵庫県災害医療センター」でした。災害医療チームの派遣や心のケアなど、災害時に命を守る大切な施設だと思いました。
 それから赤十字血液センターによりました。異様なニオイに、ちょっと参りました。そしてゴール地点に到着、可愛いひよこのストラップをもらいました。
 スタートからゴールまで、道案内やスタンプなどずいぶんたくさんのボランティアの方々にお世話になりました。皆さん一人ひとりににこやかにあいさつをされ、お世話下さいました。ボランティアの皆さんに感謝すると共に、私達もいつかボランティアをするときにはこの様にありたいとつくづく思いました。
 ゴール地点は海の側なのでとても寒く、写真を撮ったあと雨が激しく降り出し、昼食を食べて早々に自由解散となりました。残った者は、折角来たのだからという気持ちと、雨を避けるために、人の未来館へ行きました。はじめに「心のシアター」で大型立体映画「葉っぱのフレディ」を見ました。木の枝に手が届きそうな不思議で楽しい映画でした。月山のブナ林の映像を見たり、交流ひろばで参加者と一緒に音楽演奏を楽しんだり、脳の働きの映像などを見学して、外に出ると、イルカや紙風船の演奏が始まるところでした。イルカの演奏では、朝の連続ドラマ「わかば」の井川造園の社長、ばんばひろふみさんが一緒に歌われました。毎朝ドラマで見ているせいかとても親しく感じました。イルカも紙風船も一緒に歌おうと呼びかけられ、会場の人達みんなで歌いました。
 そのあと「防災未来館」の見学をしました。「1.17シアター」では、当日の地震の破壊力を映像と振動でリアルに感じ、あの日の恐ろしさが蘇りました。「大震災ホール」では、震災当日の救助や復旧、復興などのドキュメンタリー映像に会場の人々からすすり泣く声も聞こえてきました。きっとあの悪夢の場所で被災されたり、或いは肉親を失った方々だったのでしょう。液状化現象の実験など、災害について、或いは命の大切さなど、たくさんのことを学んだ一日でした。夜のレクイエムコンサートのお誘いも受けましたが、心身共に充実した分疲れもあり、帰宅しました。