石巻キャラバン その1
9月14日
  午前5時57分出発。途中で、サポートスタッフの二人目を迎えに行って 合計3名、阪神高速北神戸線に乗る。山口ジャンクションから中国自動車道、名神自動車道に入り、順調かと思っていたやさき、6qの事故渋滞にはまる。8時21分に事故現場を通過すると2トントラックが炎上し丸焼けの状態だった。くわばらくわばら、気をつけていくことにする。
 8時40分に予定より遅れて、大津サービスステーションで朝食。和の朝定食をオーダーするも、先の高校生のグループがオーダーしていてご飯を炊いている最中とのこと。仕方なく他のスタッフに合わせて洋の朝定食に変更。北陸道に入り、昼食は12時25分、有磯海サービスステーション。名物と書いてある「白エビのかきあげうどん」を食べる。新潟から磐越道に入り、磐梯山の姿に感心する。一言で言うと、「男前の山」の印象を受けた。安達太良のサービスステーションで休憩し、18時頃仙台に到着。
 宿舎の場所を確認し、入浴に出かける。予定したところのペガロポリス西多賀に到着。ここに「極楽湯」もある。アミューズメントがメインで、飲食店と入浴施設が同居し、とても賑やか。先に、食事をすることにして、「こちら漁業部」さんで、「海鮮丼定食」を食べた。今回の、キャラバンの中でこれが一番のごちそうになるとは・・・。タコは予想どおり水ダコだった。入浴後、仙台市内を少し観て、翌日の朝食をコンビニで仕入れて、宿舎へ。午後9時頃だった。
 宿舎は片道3車線の直線のバイパス道路に面した一軒家。車の音が24時間賑やか、賑やか。(うるさいとも言う)寝袋を取り出して、おとなしく寝る。その夜、地震があったそうだが全く気づかなかった。
9月15日
 午前6時起床。そそくさと、おにぎりの朝食を済ませ、6時35分出発。道路は軽い渋滞が始まっていた。高速道路の入り口も、災害復旧従事車両が多く、一台一台、ナンバーを控えているので時間がかかっている。濃霧注意報は発令されていて、一面の霧。渋滞気味の中を流れに乗って進む。当初思っていたより、仙台〜石巻は距離があることが分かった。仙台北部道路、三陸道を通り、石巻河南インターで降りる。降りてから、ドライバーがナビに逆らったので、ぐるぐる廻りをした。

石巻市立ふたば保育所
、8時45分無事、最初の保育所、「ふたば保育所」に到着。園庭に保護者や、先生らしき人がいるけど、知らん顔。扉を開けて、園内に入り、園舎にいた先生に声をかける。所長先生だった。
 被災した門脇保育所から1〜3歳児が合流しているとのこと。津波が押し寄せタタキの2段目まで押し寄せたこと。園庭は、がれき、ヘドロを撤去するために20〜30p掘り、新しい土を入れたとのことだった。
 ホールで10時より開演。55分間の公演だった。大変元気で大きな声で歌ってくれた。「ト・ト・トイレ」の最後は主任先生の指示で全員が起立して、トイレの応援歌を踊ってくれた。観客は94名と20人ほどの先生だった。ハイタッチでお別れして、11時30分出発。市役所へ向かう。

石巻市役所
 11時40分、石巻駅前の、1階がショッピングセンターになっている市役所へ到着。今回の世話取りを頂いたので、挨拶のため。菊池氏は不在だったが、子育て支援課の柏課長さんに挨拶をする。
 11寺50分、市役所を出発して、次の公演場所、鹿妻方面に向かう。

石巻漁港 石巻港
 女川街道を進む。シャッターが降りた商店街を通り、壊れた信号の代わりに交通整理をしているお巡りさんの指示に従って、漁港の方に向かう。まず、人がいない。信号の代わりに交通整理をしているお巡りさん。
魚市場はかさ上げしてあるようだ。地盤沈下がはっきりとわかる。
テレビで気になっていた、缶詰会社の「木の屋」さんに行ってみる。工場は壊滅して、がれきから掘り出したラベルのない缶詰が干してある。
 放置してある、トラックの横で、コンビニで買った弁当を食べる。時折、車が通るが、誰もいない、夏日の昼下がり。静かで、物とと一つしない。
時間があるので、南の方を廻ってみることにした。
そこここに、がれきの山と、使えなくなった車の山。
9月15日
 
石巻市立ふたば保育所
、8時45分無事、最初の保育所、「ふたば保育所」に到着。扉を開けて、園内に入り、園舎にいた先生に声をかける。所長先生だった。
 被災した門脇保育所から1〜3歳児が合流しているとのこと。津波が押し寄せタタキの2段目まで押し寄せたこと。園庭は、がれき、ヘドロを撤去するために20〜30p掘り、新しい土を入れたとのことだった。
 ホールで10時より開演。55分間の公演だった。大変元気で大きな声で歌ってくれた。「ト・ト・トイレ」の最後は主任先生の指示で全員が起立して、トイレの応援歌を踊ってくれた。観客は94名と20人ほどの先生だった。ハイタッチでお別れして、11時30分出発。市役所へ向かう。



石巻市立鹿妻保育所 渡波保育所
13時30分。鹿妻保育所到着。ここは、津波で流された渡波保育所も入っている。教室は別だが、職員室は同じ部屋。所長先生は会議で留守。渡波の所長さんが役所からもうすぐ帰られるとのこと。鹿妻の主任さんが対応して下さる。時間は15時30分から16時15分までとすることにして頂いた。ホールの外の廊下でセッティングをして、おやつの時間にホール内を片付け、準備を手伝った。
地震当日、保育所はどこも、お昼寝の時間で避難できたそうだ。鹿妻保育所では、翌日から、避難の前に保護者が迎えに来た子供たちの安否を確認のため、先生たちが手分けをして避難所を廻ったという。一方、渡波保育所は津波で全部持って行かれた聞いた。瓦礫で埋まった園庭はボランティアの力でキレイになり、ここでも土を 入れ替えたにことだった。
15時30分、二つの保育所の児童と先生が観客で始まった。渡波の保護者は家から距離があるのでお迎えが始まったが気にせず、盛り上がった。
 16時10分公演終了。

前に戻る