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リアパワーウィンドウスイッチの取付け '04/6/5 |
ムルティプラの後席のパワーウィンドウは、スイッチがそれぞれのドアに付いているだけで、どういうわけか運転席から操作できない。
それで某メーカーからは、REAR WINDOW SWITCH KIT
なるものまで市販されてたりするのだけれど、なかなかに高価。
お値段と不便さとを天秤にかけたら、別に無くてもいいや…と思える程度の不便さ加減。
しかし中にはすごい方もいて、ぶーにゃん氏のHPでは、リアパワーウィンドウスイッチを自作してらっしゃる。
しかも、自らも作ってみようという人向けに、回路図や作業解説書をまとめて提供されています。すばらしい。 自作なら面白そうだと、ぶーにゃん氏にコンタクトしたときは、ちょうどダイオード版回路のモニター募集中だった。 リアウィンドウスイッチを実現する回路には何種類かあって、ダイオードを使用したものが最も安上がりで製作も容易とのことだったが、まだ実装例がないという。 そこで、ダイオード版のモニターになるという条件で、回路図等の資料一式とともに、氏が選定したダイオードまでも提供して頂いた。(感謝!!m(_ _)m) 頂いた回路図にそって、配線を行う。 既存のパワーウィンドウ回路に割り込む形で配線を追加するが、一応失敗したときのことを考えて、 コネクタを入れていつでもオリジナルの状態に戻せるようにしておいた(弱気(^^;) 配線作業そのものはそう難しいものではない。丁寧な作業解説書や、サービスマニュアルの抜粋もあり、必要な情報がすべて資料に含まれているので非常に助かる。
さて、肝心のスイッチをどこに付けようか悩む。コインホルダーの場所に取り付けるのが王道(?)ではあるが、インパネのデザインとマッチしたコインホルダーを外してしまうのも惜しい。(確かにあのコインホルダーの使い勝手はイマイチではあるけれど…(^^;) 運転席周りを眺め回してあれこれ悩んだ結果、天井のルームライトのパネルに目をつけた。とりあえず、この部分をばらしてみる。ドアミラーの操作スイッチの横に、換気口のようなデザインのパーツが付いているが、これは嵌め込んであるだけで隙間をこじって引っ張ると外れる。どうやら、換気口のようなスリットは単なる装飾で、なんら機能には関係ないようだ。そこで、この換気口風パーツを取っ払って、代わりにリアウィンドウスイッチを付けることにした。
写真はその換気口風パーツを外したところ。ピンクの矢印で示した4箇所のビスを外すと、ルームライトのパネル全体を取り外すことができる。
スイッチ本体は電子パーツ屋で購入したもの。単価100円程度の安物だが、スイッチには制御信号が流れるだけで、さほど大きな電流が流れるわけではなさそうなので、まぁ大丈夫だろう。 汎用基盤に4つ(左右それぞれUP用とDOWN用)を並べる。
夜間の照明として緑色LEDも取付けた。
発泡エンビ板を使って、スイッチのパネルと取付け枠を作る。ルームランプのパネルにぴったり嵌まるように、寸法は現物合わせで。発泡エンビ板は柔らかい素材で、加工も楽。
スイッチを取付けて完成。スイッチの周りは、シート生地と同系色の布地をあしらったパネルを貼り付けた。バルサ材を削って成形したものに、ハギレを張ったもの。
暗いときは、こんな感じ。スイッチのボタンの隙間から光が漏れているだけなので、あまり綺麗な光り具合とはいかなかったが…(^^;
ちなみに、隣のドアミラースイッチ同様、ライトのオンオフにかかわらず、昼間でもLED点きっぱなし。 やはり、リアウィンドが運転席から操作できるのは便利! あるに越したことはないですね(^^;
(2004/11/14 追記) パワーウインドコントロールユニットからスイッチまでのケーブルを左フロントピラーを通して天井まで導く。
ピラーの内装パネルは引っ張るだけで上部を取り外すことができる。下部はダッシュボードに引っかかって外れないけれども、ケーブルを通すだけなので、写真のような状態で構わない。
天井の配線は、フロントガラスと天井の内装の隙間から天井裏にケーブルを押し込むだけ。 |
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