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ムルティプラの燃費

'05/10/7


そろそろ二万キロというところで、今までの燃費の記録をまとめてみた。

給油の度に、走行距離と給油量から満タン法により算出した燃費をグラフにしてみた。
赤い折れ線が給油間隔毎の区間燃費、グリーンの折れ線は納車時からの平均燃費を示している。
また、ブルーのシンボルは、メーターパネル内のコンピュータの燃費表示の値である。 コンピュータ表示を記録するのを忘れることがあるため、データが飛びとびになっているが。

fuel consumption

グラフ上で最高燃費は15.9km/L(13400km時)というデータがあるが、このときの コンピュータ表示と乖離があることからみて、きちんと満タンになってなかったのだと思われる。
したがって、このデータは除外して考えると、14.8km/L(6200km時)が実質的な最高記録となる。 このときは、御殿場から明石まで高速道路を約500キロ走行した。しかも、適度に渋滞していて 高速にしては平均速度が高くなかったのが幸いしたと思わる。

一方で、最低の記録は9.5km/L(16800km時)だった。市街地走行が比較的多く、 また、夏場でエアコンを使う時期の燃費である。

総じてみれば、ほぼ11〜13km/Lで推移しており、これまでの総計は、

    走行距離:18851 km
    給油量:  1551.15L
    平均燃費:12.15 km/L
となっている。
1.6リッターのマニュアル車としては、車重なども考慮すればまずまずの燃費といえるだろうか。

ただし、上記は距離計の補正を行っていない。 距離計の誤差は約1.9%甘く出るようなので、 これを補正すると、正確には平均燃費 11.92km/L(補正済)ということになる。 ガソリンは常にハイオクを入れているが、使用銘柄はその都度適当で統一していない。

また、使用状況や道路事情を一概にいうのは難しいが、使い方としては、週末に家族で出かけたり、 帰省などで遠出に使う割合が比較的高いので、燃費の面ではわりと条件はいい方だと思う。 一応、燃費を意識して、始動後は暖機運転はせずに即出発するとか、 駐車時にエンジンかけっ放しにはしない、といった程度の注意はしているが、 信号待ちのアイドリングストップまではやってない。

ムルティプラには、マルチファンクションディスプレイと称して、メーターパネル内に 燃費や走行時間、平均速度 (いずれもトリップをリセットしてからの平均値)を表示することができる。 瞬間燃費は出ないが、このコンピュータによる燃費表示をみながら走ると、どのような走行状況で どれくらいの燃費になるかがわかり、自然と燃費を意識することになるので、省エネ運転に 非常に有効である。

経験的に、燃費の目安は、

 ・高速道路をゆっくり目(80〜90km/h)に:  15km/L
 ・高速道路を制限速度(100km/h)前後で:   13km/L
 ・高速道路を流れに乗って(120km/h前後): 11km/L
 ・田舎の信号のほとんどない一般道:      13〜15km/L
 ・大きな渋滞はないが、信号は多い一般道:10〜12km/L
 ・渋滞した一般道、エアコン使用時:      10km/L以下
といったところだろうか。
5速MTはギヤ比が比較的低い (5速100km/h時のエンジン回転数は3300rpmに達する) ということもあって、 高速道路でもスピードを出すと燃費の落ち込みが激しい。実際、ある目的地へ行くのに、 高速を利用したよりも一般道を走った方が燃費が良かったということがよくある。

ディスプレイ表示の精度については、コンピュータの示す燃費と実際の満タン法で測った燃費を比較すると、 コンピュータの方が多少甘い数字がでるようだ。それを比較したのが下のグラフ。

display vs measured

横軸がコンピュータの燃費表示、縦軸が満タン法で測った燃費を表している。
給油時に満タンにしたといっても、給油のし方でかなり給油量はばらついてしまうので、 グラフのデータの分布もそれなりにばらつきがあるのは仕方ないところ。

コンピュータと満タン法の燃費が一致していれば、データはグリーンのライン上に分布するはずだが、 実際はそれよりも下側に偏ってデータが分布している。
分布の平均を求めたのがブルーの線で、近似式はy=0.96x、すなわち実際の燃費よりもコンピュータ表示が 約4%程度大きな数値を示すということがわかる。 例えば、ディスプレイ上の燃費が12.5km/Lを示していれば、実際の燃費は12.0km/Lということになる。


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