2004/10/24 | ||
立山移動記 | ||
2004-#53 10/24(日) 快晴の立山、新潟中越地震直後に日帰り 05:55 富山駅着(06:09着予定が早く着) いきさつ 地震被害の方には申し訳ないことながら、富山に行くことになったので、せっかくのチャンスだったので、秋の立山を楽しんできた。今年、やっと晴れの3000m峰に巡り会い、また、前回2002年は雄山山頂で土砂降りの雨に遭い今回のコースを断念していたリベンジとして、最高の山歩きであった。 10/23(土) 夜行バスで富山へ。 10/24(日) バスの到着が予定より15分早く05:55に到着。そこは電鉄富山駅の真ん前で、乗れないと思っていた6:00発の立山行き電車に飛び乗る。トイレに行く間、出発を待ってくれました。 電車は2両、でもガラガラ、4人分に一人で腰掛けて、朝食に持ってきたおにぎりをほおばる。 途中、堰堤に集うニホンザルの親子3匹、常願寺川にかかる鉄橋の上で停止するくらいの速度で運転士さんが観光案内と、ローカル色満載の1時間であった。 ケーブルカー、更に美女平からバスに乗り継ぎ、08:20室堂へ。天気は快晴。前回と同じスタートになった。玉殿湧水をペットボトルに詰めて、室堂8:30発。 まず、室堂山のカルデラ展望台へ。槍・穂・笠・勿論薬師も、きれいに見えている。 続いて浄土山、一の越、雄山山頂へ。風が強く、気温(8℃)は高いが体感温度が低い。 この時期はもう登山者はめっきり少なく、雄山への登りも所々に人が見える程度である。 展望は最高に良く、周辺は勿論のこと、遠く加賀白山、五の越辺りからは富士山と、日本3霊山を拝し、今日は当初予定最長の別山へ回ることにした。予定では乗り継ぎの関係でここまでの往復と諦めていたので、ラッキーの一言である。 神社と山小屋は既に営業?を終わっていて、寂しいが静かな山頂である。雄山神社のある山頂に行き、絶景をカメラに納める。雄大な風景にしばし言葉がない。 神社の鳥居手前でアンテナを立てようとするが、烈風で立てられそうもなく仕方なく手持ちでいくことにした。ところがCQに対する応答はなく、また、風が強くて寒さで身体がふるえてしまい、字が書けないくらいで、呼ぶ側に回りやっと2局と交信、先も長いので早々に切り上げる。 前回はここで土砂降りの雨に遭い、その先へ怖くて行けなかったが、今日は多少雲が出てきたが回りが見えているので、そのまま別山方向へ進む。 最高峰の大汝山にも登り、富士の折立のごつごつした岩峰を見上げながら、内蔵助カールを右に見て急坂を下る。雄山から先、結局雷鳥沢まで誰一人追いつかなかったし、また出会わないたった一人の立山であったが、これだけの大きな山となると、たまには人と出会いたくなるのはまだまだ修行が足りないせいだろうか。始めてのコースであるので、地図上での時間は分かっても実際にどんなものか分からないこと、最終のバスに間に合うかどうかが心配であったことなども関係しているように感じた。 真砂山の緩い登りと下りを過ぎ、別山への急な登りに入る。この登りは結構堪えるがしかし山頂に着いて眺める別山からの迫力ある剱岳を見た途端、その疲れも吹っ飛んでしまう。カメラを構えるのももどかしいくらい、素晴らしい光景にまたまた言葉がない。いつかは登ってみたい山、剱岳の雄姿をしっかりまぶたの裏に焼き付けて、剱御前小屋から新室堂乗越へ延々と下る。 下り始めるところでやっとお腹が空いているのに気がついて、おにぎりを一つ。下の方に雷鳥沢、地獄谷、室堂平が見えている。が、結構かかりそうなので、大急ぎで下り始めた。 途中にチングルマの終わりかけや、紅葉の名残があったりで、その写真も撮りながら、大汗をかきかき下りに下る。雷鳥沢の鉄板を敷いた橋を渡り、最後が地獄谷と思っていたが冬期通行止め、地獄には堕ちなくて済んだ。浄土山から始まったので、これはラッキー。 15:40にみくりが池温泉に到着、立ち寄り湯は16:00までなので大急ぎで入浴することにし、気分さっぱり、3年ぶりのみくりが池温泉を楽しんだ。 17:00の最終バスと思っていたが、団体用のすき間に乗せてもらえ、ケーブル、電車も約一時間早く乗り継げたので、富山には19:10に到着。 時間的にラッキー、天候も一日快晴、何とも豪勢な日帰りの立山だった。 本日の泊まりは、富山駅前。 以上 |