2008年例会
実施計画
1 日 時 12月4日(木)10:00〜12:00
2 場 所 明石市内の源氏物語ゆかりの地をたずねる
3 集 合 JR明石駅改札口前 10:00
4 持参等 特になし
5 その他 散策後希望者で一緒に昼食を摂ることにする
実施報告
暖かい日も今日までという好天に恵まれ、明石駅の集合場所に19名が集いました。お世話をして頂く方があり、昼食の予約をその場でしておきました。
先ず明石銀座通りを南へ下り、先ずはじめに朝顔光明寺へ行きました。月見の池などを見たあと、浜光明寺へ行きました。多くの人が存在を知っていても、境内にはいることなどなかったので、いわれなどを楽しそうに見ていました。
その後明石の魚市場などの前を通って、源氏物語ゆかりのお寺や蔦の細道を訪れました。明石入道の住まいだったお寺・善楽寺、無量光寺などを訪れた後、明石川をわたって密蔵院へ行きました。ここで水ではなく油をかける珍しい油掛地蔵もお参りしました。昭和40年頃まで、山陽電車からも見えた大きな観音様もありました。
会員の中に、現在源氏物語の講座を受講している仲間がいて、それぞれの場所でいろいろ解説してもらいました。
そこから引き返し、魚の棚商店街にある「ギャラリーふれあい」へ行き、昼食をいただきました。ここでひとりが先に帰りましたが、入れ替わってひとりが加わりました。1000円の定食を予約したのですが、次々と出てくる料理にみんなすっかり満足です。ところが料理が載ってくる食器が大きく、実にユニークなのです。聞くと、この家の息子さんが陶芸をやっていて、食器は全て自分で焼かれたものだと言われました。しかし、その息子さんはピアノなどの演奏もされると聞き、自閉症でありながらピアノやバイオリンのリサイタルを開いたり、絵画や埴輪の展覧会を開いたりしている朝倉大輔君だとわかりました。食後、お父様のご案内で2階にある大輔君の作品展示を鑑賞させて頂きました。
私の知っている大輔君はまだ高等部の生徒で、焼き物といえば埴輪ばかり焼いていましたが、お父様と陶芸教室に通い、あちこちの陶芸展で入賞していました。ずいぶん腕を上げていました。メンバーのほとんどが自閉という障害を初めて知り、障害がありながらこれほどの作品を作り上げることに感動していました。とても良い研修になりました。
魚の上に立つ観音様 明石入道記念碑 平清盛記念碑 無量光寺
蔦の細道で説明を聞く 油掛地蔵 朝倉大輔君の入賞作品