1 コロナに負けない生活支援と福祉の充実について
⑴ その後の生活困窮者への支援の現状について

⑵ 今後の支援策について
⑶ 保育所の待機児童ゼロについて
⑷ ヘルプマーク・ヘルプカードについて


大きく1項目目は  コロナに負けない生活支援と福祉の充実について  であります。

冒頭、新型コロナウイルス感染症におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

この恐ろしいウイルスの脅威が無くなり、一日も早い事態の収束を願いながら、今回も、以下 質疑と切なる提言を行わさせていただければと存じます。

国連のパンデミック宣言から、現在、世界で新型コロナウイルスでお亡くなりになった方は370万人を超え感染者は1億7千万人を超えているそうです。

宣言下でもあり、新型コロナウイルス感染症による生活への影響は更に深刻で、長期化する中、所得の減少など厳しい状況に、一向、好転は見当たりません。
全国的に、コロナ禍で倒産や失業、また廃業、休業、自殺者が増加する今こそ、ウイルスの脅威が無くなるまでは、市民の皆さんが仕事や住むところを失う事が無い様に、本市の様な基礎自治体、行政が、市民の皆さんの生命、財産を、例え基金を取り崩してでも、更に守る姿勢を示す時ではないのでしょうか。
市民の皆さんの生命、財産を守る基礎自治体として、決して経済困窮 等 で命を絶たたれる悲劇が生じない様、また本市の福祉の更なる充実を願いながら、以下4点お尋ね致します。

1点目、その後の生活困窮者への支援の現状について です。
新型コロナウイルスの感染者数は、県内において減少傾向にありますが、深刻な経済損失を招いております。この間、失業などで収入が減り、生活が苦しくなった方への対応は十分だったのでしょうか。現状とこの間の取組をお聞かせください。

2点目、今後の支援策について です。
長期間のコロナ禍による疲弊、苦境を把握し、施策のさらなる展開を望みます。市民の生命・生活を守る、精神面も含めた支援策の今後の展開をお聞かせください。

3点目、保育所の待機児童ゼロについて です。
 コロナウイルスの感染防止対応も加わり現場の保育士さんの心労も大変と思われますが、子育て支援に無くてはならない保育所の待機児童の解消、ゼロに向けての現状と今後の展開をお聞かせください。

4点目は、ヘルプマーク・ヘルプカードについて お尋ね致します。
ヘルプマーク・ヘルプカードは、当初、東京都さんが考案されたものだそうです。病気や障がいなどがある事が外見からは分からない方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる事が出来るマークで、今、全国に普及が進んでいるそうです。本市も市民の方々に配布されているそうですが、ある利用者の方は、電車に乗っても周囲の方の認識が薄い旨の現状を暗い表情で語られました。折角ですから、弱者の方を労わる更なるご理解とご協力を促して頂き、やさしい心で福祉のまちづくりの普及を願いたいと存じます。本市での取り組み状況をお聞かせ下さい。

2 「安全なまち明石」の実現のための危機管理について
⑴ 総合治水対策は万全なのでしょうか。


大きく2項目目は、 安全なまち明石 の実現のための危機管理について  であります。

近年、全国でこれまでに類を見ない自然災害が発生しております。特に大雨が心配な時期、昨年7月の熊本豪雨では、長さ約280km、幅約70kmの大規模な線状降水帯が発生し、大雨で河川が氾濫・決壊し、約1060ヘクタールが浸水しました。熊本県警の発表(7月13日)では死者64人との事で、溺死(疑い含む)が52人で、うち33人が屋内で発見されたそうです。残念ながら悲劇を引き起こした線状降水帯は、いつどこで起こるかわからないとの事ですから、市民の皆さんの生命を守る本市として平時から有事に備え、万全を期す必要が求められます。
そこでお尋ね致します。

本市の総合治水対策は万全なのでしょうか。
いつ、どこで発生してもおかしくないと言われる線状降水帯がこの明石で生じれば一大事です。明石川が氾濫し、多くの命が失われる危険性があります。本市の治水対策の現状をお聞かせください。



3 地球にやさしい取組について
⑴ 本市でできるCO2削減について

⑵ 本市でできる海洋プラスチックごみ削減について

最後の項目、3項目目は、地球にやさしい取り組みについて であります。

地球にやさしい環境保全活動は、私達人類がこの地球で暮らし続けるためには不可欠です。多くの学者は、このままCO2を排出し続けると温暖化のため人類は生きていけなくなる 旨を指摘をされております。
私も、全世界が一丸となってCO2削減など環境に負荷を懸けない社会づくりが必要だと思う1人です。

そうした想いの中、先日、国連が定める今年の世界環境デーの内容を目に致しました。テーマは 生態系の回復 だそうで、CO2排出など人類が影響を与えている要因は、気候変動などを引き起こし、今、世界で起こっている多く問題に深く関係して、結果的に私達を苦しめる事に結びついている、と指摘されておりました。
例えば、温暖化による山火事やサンゴの白化などは、重要視されにくいですが、森林などが失われていく事で更に、地球温暖化が進む悪循環を招きますし、日本でも、食卓のサンマや鮭などの魚が取れなくなってきているように、温暖化による生態系の変化が食料の不足にもつながってきます。そして新型コロナウイルスの原因は今もはっきりしていない面がありますが、SARsやエボラ出血熱など近年表れている恐ろしい感染症の大半が野生動物に由来するといわれ、これも動物の生息域が失われるなどして、人と動物の距離が近くなっている事が背景にあるとされており、周り回って私達の暮らしを直撃しております。
こうした国際世論を背景にされたのでしょうか、政府も温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする、脱炭素社会を実現するロードマップ、工程表をまとめたそうで、2030年までに選考地域100カ所で実現する 目標だそうです。
コロナ禍で大変な時期ですが、人類の未来のため、この際、身近なところから、小さな事でも、本市も、選考に手を上げ、地球にやさしい取り組み を呼びかけてはいかがでしょうか。

そこでお尋ね致します。
1点目、CO2削減について 
CO2の排出量を減らし、環境に負荷をかけない社会をつくるさまざまな取り組みが、世界中で進められています。本市での現状、取り組みをお聞かせ下さい。

2点目は、目に見える身近な海洋プラスチックごみの削減について です。

近年、海洋プラスチックごみによる海洋汚染は地球規模で広がり、 北極や南極でもマイクロプラスチックが観測されているそうです。明らかな環境汚染により、人類をはじめ生態系、生活環境、漁業、観光等への悪影響は、喫緊の課題として、国連をはじめとする様々な国際会議でもその対応について議論が行われております。でも、世界中の多くの研究者の方々が、解決に向け様々な調査や研究に取り組まれながらも、道半ばで、その広がりも十分とは言えないそうです。
特に、コロナ禍での自粛から家庭ゴミは増量しがちですから、
この際、住民に身近な基礎自治体である本市、海のまち明石から、きれいな海と共に、海洋プラスチックごみとその要因の削減を、地球にやさしい取り組みの一つとして呼びかけて見ては如何でしょうか。
見解をお聞かせ下さい。