1、福祉の充実について
(1)高齢者福祉は充実しているのでしょうか
(2)明石市オリジナルの福祉共済制度は出来ないでしょうか。

大きく1項目目は、福祉の充実について であります。


そもそも、福祉とは、「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉だそうで、本市の福祉施策の充実を鑑みますと、すべての市民の皆様に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念に達すると思われます。
では、本市の福祉は十分なのでしょうか。
特に、今日の高齢者の方々を取り巻く状況は厳しさを増しております。
年齢と共に衰える体力、突然の病気やケガなどで経済的な生活設計の変化、特に年金は増えずに、増税や負担増など益々家計は圧迫を受け、疲弊していく中では、福祉が命の砦ともなってまいります。
行政が福祉を怠ってしまえばこの日本は終わりです。
年金が増える大きな施策は国策によりますが、生活に密着したこの明石での課題はまず本市が市民の皆さんのSOSを察知し市民の皆さんの生命を守る事と同時に常に福祉の向上に励まなければなりません。
また、決して財政難を理由に福祉のカットやサービスの低下が起こらない事を祈る次第です。


そこでお尋ね致します。
1点目、
高齢者の方が住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らしていただくには、時代の流れに対応した高齢者福祉の充実が不可欠です。本市の高齢者福祉は万全でしょうか。特に、障がいのある方が高齢になっても引き続き適切な生活が出来る仕組みや、高齢者の方が認知症等により判断能力が低下されても住み慣れた地域で安心して生活を送ることが出来る、弱者にも優しいまちづくりに関しても併せて、お聞かせ下さい。

2点目は、
明石市オリジナルの福祉共済制度 についてであります。
以前、 愛知県にお住いの認知症の高齢者の方が列車に衝突して死亡される事故(平成19年12月)が起こりました。
JR側がご遺族に対して、列車の遅れが生ずるなど損害を被ったとして損害賠償を提起されたのでした。
そもそも認知症は誰しもなりうる可能性があり、高齢化の進展により、今後とも増加していく事が予想されます。また障がい者の方、認知症の方、老々介護のご家庭など、一生に一度遭遇するか否かといった災難やこうした事故、不慮の事故の場合などは、自らの被害のみならず損害賠償などで、ご家族のご苦労は図り知れません。

地域において安心して生活できる環境づくりとして公的な救済制度の必要性を感じるのは私だけでしょうか?


そこでお尋ね致します。
セーフティネットとして明石市オリジナルの福祉共済制度の創設は出来ないのでしょうか。本市の見解をお聞かせ下さい。


2、JR朝霧駅前への市役所窓口機能の整備について
(1)東の玄関口・JR朝霧駅前に市役所の窓口機能の整備は必要ないのでしょうか。

大きく2項目目は、JR朝霧駅前への市役所窓口機能の整備について であります。

本市の窓口機能は万全でしょうか。
老朽化する各市民センターの約50年に一度の建て替えの時期と小さな市役所と充実したその窓口機能や向上といった観点からいたしましても、大きな見直しが不可欠ではないのでしょうか。
そもそも本市にはJR・私鉄沿線が東西を走り通勤、通学をはじめ日常生活の移動に関する利便性は比較的良好です。また市内のJR沿線の駅を利用される方の一日当たりの総数は10万人をこえているそうで、圧倒的に人々の集まる体制が整っております。これからの時代、選択と集中そして、限られた財源の中では、駅前並びに駅に近い立地の活用が有効で、不可欠では無いのでしょうか。


そこでお尋ね致します。

東の玄関口・JR朝霧駅前には窓口機能が無いのが現状です。生活しやすい街であるためにも、東の玄関口・JR朝霧駅前に市役所の窓口機能の整備は必要ないのでしょうか。
既にある施設の二巡目よりも未だに無いエリアの新設が急務と考えます。
JR朝霧駅前にも市役所の窓口機能の整備を図るべきではないのでしょうか。
見解をお聞かせ下さい。



3、「日本一安全なまち明石」の実現のための危機管理について
(1)木造住宅密集地域での消火活動は万全に行う事が出来きたのでしょうか?
(2)(仮称)いじめ・いやがらせ・虐待防止条例の制定はやはり無理なのでしょうか。

大きく3項目目は、「日本一安全なまち明石」の実現のための危機管理について であります。

嘗て糸魚川市での大火災から、木造住宅密集地域での火災の恐ろしさをメディアを通してではありますが、知っているつもりでありました。残念ながら本市でも大蔵市場で大惨事が起こってしまいました。お見舞い申し上げます。
死者ゼロは奇跡的で、いち早く避難出来きた要因の一つは地域コミュニティや地元消防団といった自助と近隣行政からの応援もいただき類焼を懸命に食い止めた公助である事は言うまでもございません。ですが、今後も木造住宅密集地域や空き家などからの大火が心配です。 
今の消防体制で大丈夫でしょうか。


そこでお尋ね致します。

木造住宅密集地域での消火活動は万全に行う事が出来きたのでしょうか?
今回の大蔵市場火災での検証を踏まえ、南海トラフ地震など火災を巻き起こす様々な事案にも対処できる本市の取り組みも併せてお聞かせ下さい。


2点目は、(仮称)いじめ・いやがらせ・虐待防止条例について であります。

今日、全国的にも弱者をいじめる悲しいニュースがマスコミ等で報じられております。学校のイジメによる自殺のみならず、大人でさえも理不尽な暴力や言いがかりを受ける今日です。あらゆる弱者を守れる仕組みが必要ではないでしょうか。二つの大きな事故から命の尊さを重んじる本市だからこそ、全国にイジメや嫌がらせの撲滅を呼びかける姿に期待する次第です。
そこでお尋ね致します。
たくさんの優秀な弁護士職員がいても、(仮称)いじめ・いやがらせ・虐待防止条例の制定はやはり無理なのでしょうか。お聞かせ下さい。

4、時のまち明石の天文科学館について
(1)これまでの正月開館の成果は如何でしょうか。今年度はどのように行われるのでしょうか。

大きく4項目目は、時のまち明石の天文科学館について であります。

本市は東経135度、日本標準時子午線が通る「時のまち」として知られ、その子午線の真上に建てられた本市のシンボル、地上50メートルを超えた、天文科学館展望台からの絶景は、風光明美な景色も満喫できる絶好のスポットでもあります。

特に大晦日は天文科学館直近の民間施設にたくさんの方も参拝され人盛りのご様子です。

折角ですから日本の標準時明石ならではのカウントダウンの様子など、大晦日の一瞬でも全国放送に天文科学館の大時計が写し出されますと、全国のお茶の間の方々にもご覧をいただき、時のまち明石の意義が高まりPRにも繋がるのではないでしょうか。


そこでお尋ね致します。

近年、時を刻む象徴にふさわしく、多くの方が年始を祝うその最中で開館が行われております。
これまでの正月開館の成果は如何でしょうか。また、今年度はどのように行われるのでしょうか。
青少年育成の観点と時のまちとしてアピールする本市の取り組み状況も併せお聞かせください。


 5、東部給食センター用地の土中のゴミ処理について
(1)仕方のない妥当な費用なのでしょうか? 

大きく5項目目は、東部給食センター用地の土の中のゴミ処理について であります。

そもそも、用地の土の中に大量の廃棄物があるとわかって居ればこの場所にこだわらず、他の市の保有する用地を代替案として利用できたはずです。そうすれば給食事業に大きく伸し掛かる処理費用と安全面への不安は生じませんでした。早期に柔軟に総意工夫を凝らすなど一部は自校方式なども取り入れ、一回り小さなセンターでも任を果たせたかもしれません。民間企業ではタダで済むとは思えません。市民の方から『安穏』や『お役所仕事?』と指摘されましたが私はその時、反論できませんでした。未だに、『違う場所を選べなかったの?』等のお尋ねをいただきます。

専門家の方が、「給食センターの土壌は科学的に安全である。」と言われるのならば、私たちはそれを信じるしかありません。しかし、親としては、『本当に大丈夫なんだろうか。何億円もの費用をかけてまで、土を入れ替えをしなければいけない程のものが埋まってるのなら、最初によく調査をし違う場所を選べなかったの?』というお気持ちは拭えないそうです。


そこでお尋ね致します。
東部給食センター用地の土中のゴミ処理費用は仕方のない妥当な費用なのでしょうか? 
十分な調査不足など、責任の一端を市長はどのように受け止めているのでしょうか。お聞かせ下さい。

6、2018年の成人式について
(1)本来のあり方と来年度の取り組みをお聞かせください

最後の項目、大きく6項目目は、2018年の成人式について であります。

そもそも新成人の方々はこれからの明石を担って頂く大切な皆様です。
そして成人式は晴れの門出に相応しい式典でなければなりません。

ところが、

今年の市民会館での成人式の式典冒頭、泉市長は突如、大きな声で来年度の式典の取りやめを示唆するなど、多くの方々を驚かせました。もし、仮にざわついていたのなら会場で静粛を求めるのは当然だったのですが、どなりつけられた新成人の方々は、一生に一度の晴れの成人式なのに相当なショックを受けられた事と思われます。

はや一年を迎えようとしております。
来年の成人式は大丈夫なのでしょうか。心配です。


そこでお尋ね致します。

新成人の方々が望まれる式典は如何なるものなのでしょうか。本来のあり方と来年度の取り組みも併せて、まずはお聞かせ下さい。 以上。