2011.12.8登壇 
(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

1 「日本一安全なまち明石」の実現のための危機管理について
  (1) 海のまちである明石の津波対策はどのように進められているのか。
  (2) 総合浸水対策、その後の進捗状況について
  (3) 住宅用火災警報器の設置普及率の現状と今後の取り組みについて


大きく1項目めは、日本一安全なまち明石の実現のための危機管理についてであります。


 本市は、兵庫県南部地震や大蔵海岸での2つの悲しい大きい事故の教訓を踏まえまして、市民の生命を守ることを市政の最重要課題とし、安全安心の推進、危機管理の向上に努めてまいりました。しかしながら、このたびの東日本大震災における自然の想像を絶する恐るべきパワーを見聞きすることにより、多くの市民の皆さんは、これまでよしとして取り組んでこられたさまざまな防災対策を、その基本となる被害想定を初めとして、改めて全面的に検証し、見直す必要があると強く感じておられるのではないでしょうか。もう私ごときが申し上げさせていただくまでもございませんが、今、最も急がれる本市の安全安心対策は根底から見直しを強いられている東南海・南海地震対策ではないでしょうか。今世紀前半にも発生があると恐れられております。これまでもハザードマップの作成や各地域への自主防災訓練など、対策が講じられておりましたが、今までの常識では予想だにできなかった津波被害をも想定した対策が急がれます。例えば、この市役所近辺では、緊急避難先となる津波避難ビルの準備も必要ではないでしょうか。近隣他都市では、広く民間事業者と協定締結を進められたり、さらに今このときにもホテルや病院、大型店舗などを所有される民間事業者にご協力を求められる様子が見受けられます。人の命を救い、災害の被害を少なくするためにも、いま一度、災害有事について真剣に考える必要があります。
 そこでお尋ねいたします。1点目、海のまちである本市の津波対策はどのように進められているのでしょうか。避難計画の実効性を高める努力に関しても、あわせてお聞かせください。
 次に、2点目は総合浸水対策、その後の進捗状況についてであります。平成16年度の台風21号、23号や平成20年7月のいわゆるゲリラ豪雨等による浸水被害を契機として取りまとめられました明石市総合浸水対策計画は、都市開発の進展や市民意識の変化なども踏まえ、市民参加も得ながら策定されたソフト、ハード両面にわたる総合的な計画で、国の補助金など、予算面の制約も踏まえた現実的な計画として考えられてきたものであります。そこでお尋ねいたします。安全なまち明石をつくろうを市政の柱として考えておられるわけでありますが、浸水対策、予期が困難なゲリラ豪雨に耐える浸水対策は、その後、順調に進んでいるのでしょうか。今後の検討課題もあわせてお聞かせください。
 3点目は、火災から生命を守る火災警報器についてお尋ねいたします。火事は生命、財産を一瞬に奪います。消防庁によりますと、住宅火災における被害状況を分析されたところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べて被害状況、これは亡くなった方の数だと思いますが、おおむね半減したとのことだそうです。全国的に火事でお亡くなりになった多くの犠牲者の方々は、逃げおくれがその原因だったそうであります。今後、起こり得る火災で、仮にとうとい命が失われた際に、もし住宅用火災警報器が作動し、火事を知り、火を消せなくても逃げることができたら犠牲にならずに済んだのにと悲しむ事態を少しでもなくすためにも、行政が先頭になって防火教室を初め火災予防の知識の一層の向上に努めるとともに、火災警報器の100%設置推進の取り組みを願う次第でもあります。そこでお尋ねいたします。その後の本市における住宅用火災警報器の普及率の状況と課題、今後の普及率向上に向けた取り組みについても、お考えをお聞かせください。
 

2 良識ある愛犬家のためのドッグランコーナーについて
  (1) 空き地などを利用して公設有料ドッグランコーナーの設置・供用はできないのか。



大きく2項目めは、良識ある愛犬家のためのドッグランコーナーについてであります。
 今日の空前のペットブームによりまして、5世帯に1世帯が犬を飼っている状況とお聞きするほどで、その多くの良識ある愛犬家のもとでは、ときには番犬、ときには介護、ときにはおひとり暮らしの方の心の友と、広く人類の友、パートナーとして大切に飼われております。多くの愛犬家の方々は、我が愛犬のためには食べ物から病院、美容と至れり尽くせりで、ほほ笑ましい限りであります。当然そうした多くの方々は、愛犬の散歩時には条例化もされております、愛犬のふんの後始末も恐らくきっちり対応されていることと存じます。私の知っている愛犬家の方々のグループでもそうした意識を持ち、胸を張って愛犬、ワンちゃんの散歩に励んでおられます。一方、そうした良識ある愛犬家の方々とは違い、この市役所近辺でさえも、ふん放置を常習化している悪質な飼い主がいることも事実であります。住民に迷惑をかける、ふん放置を注意されて逆切れするような、社会のルールを無視したマナー違反を見逃すわけにはまいりません。また、その非常識な飼い主のため、犬も悪者に見られてかわいそうです。先日、ある愛犬家の方からご提案を受けました。その内容は、ふん害防止条例の適用で悪質なふん放置飼い主を片っ端から検挙するのも1つの方法ですが、例えば大きな予算をかけずに、行政所有の空き地を解放し、愛犬家の方からご要望の多いドッグランコーナーを設けて、良識ある愛犬家のマナーの普及効果を波及的に押し広げることができたら、非常識、無責任なふん放置飼い主ゼロ対策に大きな効果をもたらすのではないでしょうか、とのことでありました。ふんの後始末をするのは当たり前の時代かもしれませんが、その当たり前ができない非常識な飼い主をなくすためにも、正しいことをすれば報われる、そうした仕組みづくりに取り組んでもいいのではないでしょうか。そこでお尋ねいたします。よりマナー改善につながるのではとの期待を込めまして、ご要望の多いドッグランコーナー、良識ある優良愛犬家、オーナーさんたちのためのドッグランコーナーのために、空き地などを利用して公設有料ででも設置・供用はできないのでしょうか、お考えをお聞かせください。
 

3 2012年の成人式について
  (1) 当日の運営内容はどのようになっているのか。また、新成人の方々から、前年度にない企画運営上の要望等はあるのか。


大きく3項目めは、2012年の成人式についてであります。
 そもそも成人式の由来は、戦後間もないころ、戦争ですさんだ若者たちの気概を少しでも高めようと考えたある地方自治体の大人たちが、新成人を励ます目的で始められたことがきっかけとなり、それが全国に広がっていったものとお聞きいたしております。かつて私も、今から二十四、五年前でしょうか、バブル経済、右肩上がりの景気の中で、市民会館の成人式に参加いたしました。人生の新たな思いをかみ締める1日で、人それぞれにとらえ方は異なりますが、大きな節目の1つになるには違いがないと思います。そうした晴れやかな1日ですが、今日の不景気、デフレ、貧困、雇用縮小、就職難、おまけに少子化といった時代背景の中で、成人式ですらおろそかにされることに危惧を抱いております。これまでの社会情勢の悪化は、人生の先輩であります私たちの責任ですが、これからの未来を託す意味でも、新成人を温かく見守り、貴重な未来の担い手として育てる私たちの精神が、今、私たちの心から欠けているのではないでしょうか。成人式ですら予算を惜しんで削る市政に、新成人の方々は、恐らく自分たちをおろそかにする今の大人の本音を見出すに違いありません。社会の逆風の中で、せめて一生に1度の成人式はよい思い出にしていただきたいと願うのは私だけでしょうか。ひょっとしたら、今後、日本経済を再興し、人生の中で苦境ながら成人式を迎えたころを振り返ることができるような豊かな日本を、今の新成人の方々が救ってくれるかもしれません。そこでお尋ねいたします。来年も成人式が行われるとのことですが、当日の運営内容はどのようになっているのでしょうか。また、新成人の方々から前年度にないような新たな企画運営上のご要望等はあるのでしょうか、お聞かせください。
 

4 たこフェリーについて
  (1) これまでのたこフェリーの効果をどう受け止めているのか。
  (2) 昨年の運航休止以降の再開に向けての経過と今後について


最後の項目は、たこフェリーについであります。
 昨年平成22年11月16日をもって、たこフェリーは航路休止となりました。昭和29年以来のフェリー航路、56年間の幕が閉ざされ1年が過ぎました。確かに大橋は立派で便利ですが、税金でその明石海峡大橋をつくり、高速料金が値下げといった国策事業が皮肉にも価格競争の面からフェリーを経営難に追い込みました。そもそも明石と淡路を結んでいたフェリーは海上公共交通として、単に車や人、物資の運搬だけではなく、本市と淡路島の生活、文化を結び、人と物の交流が双方の発展に大きく寄与してきた歴史的な経過もあり、伝統も築かれました。また、海峡交流都市を標榜する本市の南の玄関口として、たこフェリー創業以来、この10年間だけでも約430万台もの車両の往来があったとのことで、観光振興のみならず、本市にも多くのプラス効果をもたらせてきたことは事実であります。まちを歩く人影、人数も減少し続けるなど、地盤沈下し寂れつつある明石の中心市街地の現状を抱える中で、肝心かなめの明石の南の玄関口の明石港の再整備はもとより、フェリーの休止対策1つにも、何の効果ある手だてもなく、どうすることもできない今のこの明石市政に、本当に活気に満ちた元気な明石のまちづくりが示せるのでしょうか。今後、再開に向け各行政機関との連携をさらに強化し、一日も早いフェリー再開を願う次第であります。そこでお尋ねいたします。1点目、これまでのたこフェリーの効果を本市はどのように受けとめているのでしょうか。2点目、昨年の航路休止以降、フェリー再開に向けての経過と今後につきまして、まずはお聞かせいただきたいと思います。
 以上で1回目の発言を終えます。