2009.09.14登壇
(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・
1、「日本一安全なまち 明石」の実現のための危機管理について
(1) 明石市の災害対応の充実はその後、どのように進められているのか。特に集中豪雨やゲリラ豪雨により水害が発生したときは、どのような水防体制を敷いているのか。
(2) 本市での水害時における避難勧告の基準はどのようになっているのか。
(3) 今後、豪雨時に浸水による被害が最小となるためには、どのような取り組みを展開していくのか。


大きく1項目目は 日本一安全なまち 明石」の実現のための危機管理について であります。

去る8月9日、通称「まめ台風」といわれる台風9号の影響により、兵庫県西北部に、猛烈な集中豪雨が発生し、とりわけ佐用町におきましては河川の氾濫、堤防の決壊などによりまして20名近くの尊いお命が失われ、また、数多くの家屋の倒壊や床上浸水など甚大な被害が発生してしまいました。ご冥福と、又、今なお、懸命に生活再建・復旧にお取り組みなさっていらっしゃいます多くの方々にお見舞いを申し上げる次第でございます。

これまで、新聞やテレビなどのマスメディアによりますと、ご当地を襲った、この、国の局地激甚災害にも指定された集中豪雨は1日の降雨量が「326ミリという観測史上、未曾有の豪雨であった」とされております。 聞くところによりますと、このように多くの方々が水害の犠牲になってしまわれた背景の一つには、避難勧告の発令を受け、住民の方々は当然、避難所へと向かわれたわけですが、あいにく、河川の堤防からは水が溢れ出し、市街地に流れ込んでいたせいで、道路と水路の区別がつかなかったり、しかも、夜間での、その避難所への移動という危険極まりない中で、多くの方々が犠牲となられたようです。 一言で申しますと、「避難勧告の発令時期が遅かったのでは・・・」ということも指摘されております。確かに想定外の豪雨であったと思いますが、既に市街地が浸水してしまってから避難勧告を出されましても、住民の方々はどのように行動していいのか、戸惑ってしまわれたのでは・・とお察し致します。 更に聞くところによりますと、河川の改修をはじめ市街地の浸水対策の遅れも指摘されているとの事であります。  
また、先日のマスコミ紙面によりますと温暖化の影響から、「スーパー台風 日本襲来? 風速80メートル、今世紀後半にも・・」との記事を拝見いたしました。名古屋大学と茨城県つくば市の気象研究所チームの研究結果の予測だそうですが、以前、米国に大きな被害をもたらしましたハリケーン「カトリーナ」をも上回る規模の台風だそうです。これからは、いつ、何が起こるかわかりませんが、決して他人事ではなく、いつ、本市でも「まめ台風」や米国の「カトリーナ」同様の事態が生じないとも言い切れない今日、万全の対策が求められております。

そこで、お尋ね致します。
まず、1点目

これまで本市におきまして、集中豪雨やゲリラ豪雨により水害が発生したときは、どのような水防体制を敷いているのでしょうか。 2点目は、本市での水害時における避難勧告の基準はどのようになっているのでしょうか。 最後に、3点目と致しまして、本市におきましても、5年前の一連の台風により百年に一度と称される水害被害がございました。
その後、ハード、ソフトといった総合的な浸水対策の計画づくりが進められ、本年3月にようやく計画が策定されたところですが、今回の佐用町さんのような水害を踏まえまして、今後、豪雨時に浸水による被害が最小となるためには、どのような取り組みを展開していくのか。また、市民生活になくてはならない大切なライフラインの復旧・特に命の源・飲料水の供給や水道水の生活復旧等にも本市水道のキャッチフレーズ、「安心、安全、安定」すなわち「安心できる、安全な水を、安定して供給する。」旨には十分対応できるのかもあわせて、お聞かせいただきたいと存じます。

2、「海峡交流都市の南の玄関口づくり」について
(1)その後、南の玄関口づくりに不可欠な「明石港ジャリ揚場移転」の展開はどのように考えているのか
(2)海峡交流都市の南の玄関口づくりにもなくてはならない海の航路の確保をどのように考えているのか


大きく2項目は「海峡交流都市の南の玄関口づくり」について であります。

30万都市、本市・明石の未来、まちづくりの命運がかかったプロジェクト・中心市街地活性化基本計画の進展、と共に、本市・海峡交流都市・南の玄関口づくりの要がこの明石港の再整備である事は、もう皆さんご承知の通りかと存じます。また、今更、私ごときが申し上げさせていただくまでもございませんが、

もし、現・明石港のジャリ揚げ場が移転予定先の住民の方々をはじめ多くの関係者のご同意の上で晴れて移転されましたら、約2万平米のその跡地には、今の本市にない観光バスの駐車場や昼網市も兼ね備えたお魚市場のような集客スペースも整備可能となり、他市・他府県からも多くの来明が可能となります。ここを集客スペースとして市内・周辺に数多くある本市・独自の観光資源とリンクさせる事が可能ともなりますので、例えば、光源氏・柿本人麻呂をはじめ明石原人・明石ゾウのような本市の歴史ロマンや、あのアカウミガメの訪れ来る砂浜で海岸のさわやかさを満喫していただいたり、世界一の明石海峡大橋をバックに温泉に浸かり・新鮮な海産物にも舌鼓を打っていただくなど、明石港を基点として、本市の魅力は必然的に全国に発信する事が出来るわけであります!

 そうした 未来の明石、愛される無限の可能性を秘めた、眠ったままの観光資源を蘇らせるキッカケとなるものが、この明石港には秘められております。

そこでお尋ね致します。
その後、
市民の多くの皆さんが心待ちに致しております明石港の再整備(ジャリ揚場移転を含)に関する本市の取り組みはどのようになっているのでしょうか? お考えをお聞かせ頂きたいと存じます。




2点目は 海峡交流都市の南の玄関口づくり になくてはならない海の航路をどのようにとらえているのか?に ついてお尋ねいたします。

以前、第3セクター方式のフェリー会社さんが 明石海峡大橋の通行料金値下げの影響によるフェリー離れ などから、 膨らむ赤字 苦渋の選択 の末、長年の24時間運行・深夜便も廃止 と報道されて以来、唯一の海上公共交通の先行きに大きな不安を感じていたのは私だけではないのではないかとも存じます。
既に皆さんご承知の通り、この夏の国政選挙の後、政権交代・新政権が誕生しょうとしておりますが、

聞くところによりますと、どうやら新政権の公約「高速道路の無料化?」には、明石海峡大橋の無料化も含まれるのでは・・・とのことです。


明石と淡路との、この海上航路は淡路島の方々には必要不可欠な生活の足であり、明石と淡路との人と物の交流が双方の発展に大きく寄与してきた歴史的な経緯もあります。また、この航路は海峡交流都市を標榜する本市にも多くの経済波及効果をもたらしてくれます。単なる経済的な事情で唯一の海上公共交通が存続できなくなる事はこれまで積み上げてきた歴史をも閉ざすことになり、はなはだ残念な思いをぬぐえないのであります。

現在の海上交通を堅持していただきたい!との多くの願いが、平成18年5月の明石・岩屋航路を存続させる会の2万人を超える署名となり、県知事さんに提出されたのでありますが、あの時の、多くの方々の願いは今も不変のものであります。
今回の「大橋も無料化?」はフェリー存続のみならず、高速船運行にも 経営上の影響を与えない とは言い切れません。また、明石海峡大橋が通行出来ない事態は決して生じない! とは言い切れない以上、もしこのまま市場競争原理にゆだね、いったん海上交通が消えて・なくなってしまってからでは 震災等が起こらない事を祈りながらも・万が一・いざという時 には後悔だけが残ります。現に8年ほど前には、車両事故のため5〜6時間もの間、大橋が全面通行止めになり、代替的にフェリー便が大活躍したとのことでした。
上限1000円の大幅割引、現・大橋の通行料の値下げや今後の「無料化?」を喜ばれるお声がある反面、その結果、フェリー利用車両の激減が 航路存続不可能 を招きかねない今だからこそ、兵庫県や淡路市さんなどとも共に唯一の海上公共交通のあり方を見つめ直すとともに、国への海上公共交通の必要性・航路存続支援を求める取り組みも必要ではないでしょうか。

そこで、お尋ね致します。

これら本市の海峡交流都市・南の玄関口づくりにもなくてはならない海の航路の確保をどのように考えているのか、お考えをお聞かせいただきたいと存じます。




3、子育て支援の充実について
(1) その後、子育て支援は順調にすすんでいるのか。また、保育所の待機児童解消策はどうなっているのか
(2) 子育ての疲れからも生ずるとも言われる、さまざまな虐待の防止対策はどのように行われているのか。

最後の項目、大きく3項目目は 本市の子育て支援の充実について であります。

厚生労働省の報告によりますと今年4月現在、認可保育園での待機児童数は2万5348人とのことで「保育園が見つからず困っているお母さんが増えている」そうです。どうやら不況で共働きを望まれるご家庭が増えた事がその大きな要因と考えられています。
この待機児童の過去最大の増加率は本市でも同様の重要な課題であろうかとも存じます。
もう以前にも、何度ともなく、お尋ねをいたしておりますが、子を持つ親ごさんにとりまして、「子育て支援に力を入れてほしい」という願いは普遍のものであると思います。
今日、出生率1.3人台は人口自然減現象を招いております。人口学的に長期的に人口が安定的に維持される合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子供の数)は、国連は2.1と推計しているそうですから、いかに多くのお子さんを産み育んでいただけるかが大きなカギを握っております。

例えば、先進国の中でもフランスでは1995年の出生率1.65人を2006年に欧州最高水準の2.01人にまで回復されたとの事です。
聞くところによりますとフランス政府は出生率を2.07人にまで改善させる事を目標と定め、各種の福祉制度や出産・育児優遇税制を整備し、女性の勤労と育児を両立させる「保育ママ制度」、や 子供が多いほど課税が低くなる『N分N乗税制の導入』や育児手当を20歳にまで引き上げる施策、又、各公共交通機関や美術館などでの家族ぐるみの割引システムなども実施されたそうです。
抜本的な少子化対策は国政の課題ですが、本市で多くのお子さんを育んでいただく為にも幼保一元化や東京都港区のように小学校の空き教室を保育室に利用された様子など待機児童ゼロを目指す事も大いに有効ではないでしょうか。「子育てするなら明石で」と称されるような、北口市長さんが先頭に立たれての新たな施策の展開に期待が寄せられます。

そこでお尋ね致します。

その後、子育て支援は順調にすすんでいるのでしょうか。また、保育所の待機児童解消策はどのようになっているのでしょうか?お聞かせください。


最後に 時には子育ての疲れからも生ずるとも言われます、児童虐待の防止対策について お尋ね致します。

児童虐待が多発する中、
特に今年の4月、大阪での小学校4年生の女児が虐待を受けた末、その幼い尊いお命を失われた事件は私達に大きなショックを与えました。お元気だったころの映像がニュース等で報じられ「大きくなったらケーキ屋さんになります。」と輝いた瞳で夢を語られるご様子が今でも脳裏に浮かんでまいります。

報道によりますと、同居の成人・男(実の父でない男)は女児に殴るなどの暴行を加えたり、食事を与えなかったり、日常的に虐待を加え、衰弱した女児が亡くなる前日にも激しく暴行を加え、もう自力で立てない状態であるにも関わらず、ベランダに十時間以上も放置したとの事でした。とても人間のできる事とは思えません。
又、「ガソリンをかけて遺体を燃やせば虐待が発覚しない」と実の母がその同居の男(実の父でない男)に提案していたとの事で、言葉を失います。
「各家庭内での出来事に、行政や学校、地域住人が足を踏み入れる事は難しいという事情がありますが・お子さんは弱い立場であり、未来を担う日本の宝という観点からも、又、決してお子さんは親の所有物ではありませんので、もし虐待されているお子さんには、どれだけその親が言い訳をしても、人権・人命保護の観点からも無理矢理にでも虐待現場から救い出すべきという強い気持ちで、社会全体の宝・子ども達を守る必要があるのではないかと思います。
決してこのような悲劇が二度と繰り返されることがない事を節に願いまして、子育て難から生ずる問題にも行政としても積極的に取り組んでいただきたいと期待いたしております。

そこで、お尋ね致します。

子育ての疲れからも生ずるとも言われる、大小さまざまな虐待からの防止対策はどのように行われているのでしょうか? お聞かせください。



以上で一回目の発言を終えます。