(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

1、行財政改革・財政状況について

(1)財政破綻に陥らないための努力は成果を出せているのかまた、今後の具体的な取り組み方針は
(2)公営企業の健全化に向けた取り組み状況について、更なる赤字が心配な自動車運送事業の今後の運営について具体的な取り組みは?
(3)「職員数減・2300名体制」と「市民サービスの維持・向上」をどのように両立させるのか

大きく1項目目は 「行財政改革・財政状況」について であります。

本市では、地方交付税が連続して大幅な削減を受けるなど、極めて厳しい財政状況を踏まえ、昨年度、「分権自立改革」をキーワードとした「新たな行政改革実施計画」を策定し、現在、この計画に基づき、「より簡素で効率的な市政運営の推進に向け」更なる取り組みを進めておられるものと存じております。

このような中、本市の平成19年度の各会計の決算状況が明らかにされ、その概要が既にマスコミを通して公表されておりますが、市民の多くの皆さんの一番の関心事はその「数字」であります。
「まさかの破綻」、「公立病院の廃止や学校の統廃合」、「低下する行政サービス」、「増える負担」などなど、窮地に陥られた他都市の様子をメディア等でお知りの多くの市民の皆さんは、「もし明石市が破綻すれば大変」との共通認識からでしょうか、全庁あげましての本市「行革」に深いご理解と、あの昨年の補助金一律カット時のように「ご協力」をいただいております。次の世代・子ども達に果たす、我々大人の責務、「未来の明石」のためにも、こうした多くの皆さんのご理解ご協力を無にすることのないよう願いまして、まず1点目、財政破綻に陥らないための努力はその後、成果を出せているのでしょうか、今後の具体的な取り組み方針もあわせてお聞かせください。

2点目は「企業会計・自動車運送事業について」 であります。
先程申し上げましたとおり、市民のみなさんの「ご協力」と「全庁あげてムダの無い健全財政へ向けての取り組み」の最中、大変気になる数字がありました。独立採算制が原則の自動車運送事業(市バス)会計が、一般会計から様々な形で約2億8千万円の資金援助を受けながら、約3億1千万円もの大幅な赤字を出しております。

これで5年連続の赤字となり、累積赤字も約17億円と増え続けており、市バス事業の将来展望がうかがえない状況で、これが民間企業であれば、既に企業破綻に陥っているものと存じます。
市バス事業は、本来「交通弱者の足」を守るという重要な役割を担っており、ある程度は税金を投入してでもその存立を守らなければならない面もございますが、地理的な条件や、マイカーが普及し、JRや私鉄、民営バスなどの公共交通機関が充実している本市におきましては、ある程度の代替機能も期待でき、加えて、近年はたこバスや福祉優待タクシー券などなど他なる「交通弱者の方々の為の市・施策の充実」によりまして、利便性の向上が図られております。限られた「財政資源の有効活用」という観点からこの構造的赤字体質は「放っておけない!」状況であります。
既に市バスの全廃に踏み切った都市もありますが、恐らくは「あったら便利。でもどこまで財政が・・」という悩みの中、苦汁の決断を行ったものとお察し致します。

しかしながら、このような極めて厳しい状況にしては、本市・市バス事業関係者からは、いまひとつ・厳しい緊迫感が伝わって来ませんし、経営改善に向けた「強い決意」や「方針」も示されているようには思えません。

そこで公営企業の健全化に向けた取り組み状況について、更なる赤字が心配な自動車運送事業の今後の運営について具体的な取り組みをお聞かせいただきたいと存じます。


3点目には 「職員数減・2300名体制」と「市民サービスの維持・向上」をどのように両立させるのか、をお尋ね致します。

とりわけ、歳出面で大きな比重を占めている人件費については、より一層の削減が不可欠と認識され、数値目標として「平成23年度における職員の2,300名体制の実現を掲げて」おられます。
こうした行革の中で、2千5百数十名の職員の皆さんの日々の業務を拝見いたしておりますと、多様化する市民の皆さんへのきめ細やかな対応、あるいはより一層の「市民サービスの充実」に努めて・・と感じる一方で、原則・退職不補充・自然減・少数精鋭の限られた人員のなかで相当の業務量をこなす事となり、心の病など病気休業を余儀なくされる方も多い現状があり、組織としても、個人としても大変な重荷を背負っておられるようにも拝見できます。
行革を推進し、財政構造の健全化を図るために、総人件費を削減することは避けられないとは存じますが、今後大幅に職員数を退職不補充・自然減にて削減することによって、業務の遂行そのものに支障が生じるのではないか、ひいては市民の皆さんへのサービスの低下を招くのではないかと大変危惧いたしております。
そこで「職員数減・2300名体制」と「市民サービスの維持・向上」をどのように両立させようとお考えなのか、お尋ね致します。




2、「CO2削減」について
(1) その後の取り組みは


大きく2項目目は「CO2削減」について であります。

本年7月の北海道・洞爺湖サミットでも環境問題として「化石燃料への依存を断ち切り、温暖化、資源枯渇等の課題に対処すべく、低炭素社会へ舵を切れるかどうかがかかった、重要なサミットである」と表されておりました様に、環境・気候変動に関します「問題意識の認識」と「世界共通の更なる対策」が今後、大きな課題であろうかと存じます。

ところで地球の温暖化(ちきゅうおんだんか)とは「地球表面の大気や海洋の平均温度が上昇する現象」との事で、及ばずながら、私も依然にもご質問に及んでおりましたが、

近年、地球の平均気温は上昇を示し、海水温の上昇や、気候変動が観測され、生態系や我々人類への悪影響が懸念されております。「かつて無いほど」と言われており・地球温暖化は大きくは「我々人間の産業活動 等 から排出された温室効果ガスによって引き起こされている」とされ、報道によりますと、今世紀末には「地球の気温は最大6.4度上昇し、北極海の海氷(かいひょう)は今世紀後半までに、ほぼ完全に消滅、その結果、海水面は59センチ上昇する」と記載されておりました。元には戻れない温暖化・変化のはじまりでしょうか、当然このまま化石エネルギーに依存する社会が続けば、例えば、この地球温暖化の影響で生息域が脅かされていることから絶滅危惧種に指定された、あの「ホッキョクグマ」や「アザラシ達」が行き場を失うように我々人類も過去の生物のように絶滅にむかってしまいます。

こうした今、世界も日本の技術力に注目しているとの事で、かつて「公害問題」おも克服したように屈指のCO2削減・省エネ技術・環境技術が日本にはございます。そして、多くの方々の意識を改革する「きっかけ」をこの行政が担うべき時であります。「お一人一日1キログラムの削減」「省エネ」や「ゴミを減らし」「ムダづかいをなくす・リサイクル精神を大切にする事」もそうでしょうし、本市におきましても真剣に「CO2削減」を掲げ、これまで以上に行政としての姿勢を示して、また行政がリードする意気込みがなければなりません。そこでお尋ねいたします。

本市として、「CO2削減」にその後、どのように取り組んでいるのでしょうか。お聞かせください。
         

3、「中心市街地活性化プロジェクト」と「南の玄関口、明石港のジャリ揚場移転」について
(1)  「中心市街地活性化事業における明石港の位置付け」とその後、移転に関し展開はどのようになっているのか


大きく3項目目は「中心市街地活性化プロジェクト」「南の玄関口、明石港のジャリ揚場移転」について 
であります。

中心市街地の活性化が叫ばれて久しい所でありますが、全国の中心市街地におきましても、依然として衰退に歯止めがかからない傾向が続いており、特に地方都市におきましては大変「厳しい状況」におかれていると推察されます。
 国においては、平成18年度に「中心市街地の活性化に関する法律」が施行され、中心市街地の再生に取り組む市町村に対し、関係省庁が連携して支援する体制がとられております。
 現在、全国で「53の自治体において、中心市街地活性化基本計画が国の認定を受け、中心市街地活性化への取り組みをすすめている」とお聞き致しております。
また、本市でもこの4月から新たなプロジョクト旗揚げにともなりまして、是非、推進していただきたいとも存じます。
一方、忘れてはならないのが、本市のスローガンでもあります「海峡交流都市・明石」であります。特にその南の玄関口ともいうべき明石港の再整備はかつてからの長期総合計画からもございました様に、もし、移転予定地先の方々のご理解の上で明石港ジャリ揚場が移転致しましたら、

あの2万平米の跡地には今の本市中心市街地にはない観光バスの駐車場や手狭になった昼網市や民活をも用いれば、例えば明石ならではの「お魚センター」のような集客スペースも出来るかもしれませんし、ひょっとすれば私達が修学旅行で伊勢や箱根・九州方面でお世話になった時のように逆に近畿をはじめ他府県からも多くのお子さん達が修学旅行等のツアーにおいでいただけるかもしれません。名所となるのも「夢」ではありません。あの「世界一の明石海峡大橋」と「日本の標準時地」をバックに記念写真。文化博物館には柿の本ひとまろや光源氏ゆかりの地・明石ならではの様子や、明石原人・明石像の太古のロマンが、そして青少年育成と命の大切さを重んじる本市ならではの「明石のウミガメ保護の取り組み」等々、多くのお子さん達に「満喫」していただき、又、タイ・タコの海の恵み明石ブランドにも舌包みをしていただき、そのひと時を「一生の思い出」になさっていただけるやもしれません。

そうした意味でも、明石港の再整備・ジャ揚げ場移転は本市のまちづくり、中心市街地の活性には必要不可欠かとも存じますが、「中心市街地活性化事業における明石港の位置付け」とその後、移転に関し、展開はどのようになっているのでしょうか お聞かせいただきたいと 存じます。

4、アカシのウミガメ保護・育成施策について
(1)青少年育成の観点から本年度の取り組みと今後の施策について


最後の項目、大きく4項目目は 「アカシのウミガメ保護・育成施策について」 であります。

「明石の海岸環境の保全」という視点と市民の皆さんに「夢」を与えてくれた浦島太郎物語なる話題について今回もお尋ね致したいと存じます。

もう皆さんご存知のように、今年の夏には3年ぶりのアカウミガメの上陸・産卵そして子ガメ達のふ化がありました。
本市では今まで数えます事、計18回の上陸と16回の産卵、約1千匹の子ガメ達がこの明石の砂浜から大海原に向かって元気に旅立ってゆきました。

もう私ごときが申し上げるまでもございませんが、遥か彼方より訪れて来てくれる明石のウミガメは環境問題を語る上でも、又、レッドブックにも載って入るような稀少生物で、その産卵環境たる明石の海浜のこのすばらしさを内外にも示してくれておりました。私達、明石市民と致しましては、是非、この「ウミガメ」と「素晴らしい海岸」を、次の世代に引き継ぎ、人と自然の共生のあり方を常に考えて、更なるウミガメ保護の施策の展開を行うべきだと考えます。

以上、今回も市長さんをはじめ多くの皆さんのウミガメ保護に対しますあたたかい眼差しとご尽力に敬意を表し乍も、その保護をより一層進めていただきたいという立場からお尋ね致します。
「保護啓発活動」を含め、学校教育への取り組みは今後も、どのように行われるのでしょうか。青少年育成の観点から「本年度の取り組み」と「今後の施策」について お聞かせいただきたいと存じます。
 
以上で1回目の発言を終えます。