(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

1 「日本一安全なまち 明石」の実現のための危機管理について」
1) 明石市の災害対応(水防体制)の充実をどのように考えているのか

(1回目発言項目・提案理由)
大きく1項目は「日本一安全なまち 明石」の実現のための危機管理についてであります。
本年は夏から秋にかけまして、全国的に大変大きな災害が多発いたしました。
まずもちまして、被害に遭われました多くの方々に衷心よりお見舞いを申し上げさせていただき、順次、質問に移らせていただきたいと存じます。
ご承知のとおり、本年7月には梅雨前線の活動が活発化し、新潟・福島豪雨や福井豪雨が発生し、各地に甚大な被害をもたらせました。
また、台風につきましても観測史上最も多い10回の台風が上陸いたし、全国各地に悲惨な爪あとを残しました。本市におきましても、8月30日と9月7日に台風16号、18号と、立て続けに襲われ、高潮や強い風による大きな被害をこうむり、さらに、9月29日には台風21号が本市、東側を通過いたしました。その際、私たちがこれまで経験したことがない程の、時間雨量62mm/時間という記録的な豪雨に見舞われたわけであります。
この雨によりまして、市内におきましても多くの床上、床下浸水が発生し、たくさんの市民の方々が大変なご苦労をなされました。
そして今度は、10月20日に巨大な台風23号が本市の南側を通過し、前日から降り続いた雨の影響もあって、多くの地域で浸水被害が発生するとともに、明石川の水位が上昇し、警戒水位を超えたため、明石川西側地域に避難勧告が出されました。幸いにも氾濫という事態に至らなかったことはまさに不幸中の幸いであったように思います。
さて、本市におきましても、台風が接近してきた際、土木部、都市整備部、下水道部などが中心となって、「明石市水防計画」に基づき、水防本部を設置し、災害の未然防止に向け、もちろん昼夜を問わず、また夜を徹して懸命の水防活動をなされておられることにつきましては、深く敬意を表する次第でございます。
本年のように何度もこのような水防活動を行わなければならない場合には、関係部の皆さんは、本当にご苦労なことと存じますので、何卒、健康と安全には十分、ご留意願いたいと思います。
しかしながら、水防本部の対応に対しまして、「電話がなかなか繋がらなかった。」「いざという時はどこに連絡するのかわからない。」また「電話をしてもすぐに来てくれない。」はたまた「もっと近くに避難したい。」といった市民の皆様方からの切実なお声を耳にいたしております。
もとより、市民の皆さんの生命と財産を守るため、市職員をはじめ地元消防団・有志防災ボランティアの方々の絶大なご尽力には、常に敬意を表しておりますが、やはりこの限られた人員で水防活動に従事するには限界があり、至難の技ではないかと思っております。台風16・18号のように地域限定型ともいえます局所的な水防活動に比べ、21・23号のような市内全域・広範囲の水防活動を必要とするような規模では、例えば、水かさが増したJR高架下の穴門で一台の車が立ち往生、水没寸前の状態からの人命救助や、「明石川の氾濫」といったまさに緊急事態を迎えた場合では、たとえ一般家屋での床下浸水・道路の冠水といった水防活動が必要であっても、最悪の事態の回避ということを最優先され、おのずから手薄になりかねません。そうした時こそ、日頃から土嚢積みなど水防活動を想定した訓練を続けておられる地元・地域の自主防災組織の力が必要となってまいるのではないかと思います。いわば「地域の方々にご協力を促す」といったあたりがこれからの水防活動の更なる充実につながるものと信じております。
そこで、私は、今後も地球温暖化の影響などにより、本年のような水害の発生も予想されますので、市民の皆さんの生命、財産を守るために、本市の水防体制の強化が是非とも必要であると考えます。明石市の災害対応・この水防体制の充実については、どのように考えておられるのか(このこと)につきましてお考えをお聞かせいただきたいと思います。


2 「行財政改革について」
(1)赤字再建団体に陥らないための努力は成果を出せているのか
(2)正規職員減員のための具体的な方策は
大きく2項目は行財政改革についてであります。
本市では、市税収入の決算額が対前年度比で6年連続減額となり、本年度の見込み額におきましても、
より一層の落ち込みが確実な情勢と伺っております。
一方、歳出面では、公債費や扶助費などの累増も予測され、本市の財政状況は、一段と厳しい状況にあるものと認識いたしております。
昨年の市政だよりの記事にございましたが、「このままの状況では、平成17年度には基金も底をついてしまって、平成19年度末には財政再建団体への転落も危惧(予想)されている状況である」と聞いておりました。
そして、私はこの点につきまして、ちょうど昨年、この場で質問を行い答弁いただいたわけでありました。
そこで、ズバリお尋ねいたします。その後「赤字再建団体に陥らないための努力は成果を出せているのでしょうか?」又、「今後の更なる取り組みをどのようにお考えなのか?」について併せてお答えください。
  次に、正規職員減員のための具体的な方策について ですが本市の行政改革の根幹部分である人員削減については、「退職不補充を基本として取り組み」とお聞き致しております。
平成14年度からの現実施計画におきまして「民間と置き換え可能な業務であって、民間とのコスト格差が大きい業務については、民間活力の活用に努めて」ともお聞きいたしております。この事は厳しい財政難の時代、引き続き取り組まれることと思われますし、今後も、いわゆる「退職者不補充を基本として」取り組むべきとも考えます。ただ、市民のみなさんの為の市役所づくりとして本来の行政サービスが低下する事なく業務を遂行するためには、先程来の「民間委託の推進」や「臨時・嘱託職員の活用」を一層図るべきだと思います。さらに「正規職員には単に職種にこだわらずさまざまな仕事を任せるといった柔軟な発想や人員配置」も必要となってまいるのではないでしょうか。
しかしながら、一方で耳にすることは、すべての部署で起こっている状況ではないかもしれませんが、正規職員が減員となって、ただちにそこは臨時職員等で補充を行ったといたします。すると、正規職員が臨時職員等の若い方々に日常の仕事を任せすぎ、その結果、十分な市民サービスができていないなどの失態も聞こえてまいっております。本来、正規職員の方々はこれまで積まれてこられたさまざまな経験や苦い失敗談など、多くの苦労話をもっともっと職場内の若い世代に話して聞かせるなど、指導強化する必要があるのではないかと思います。また、私はそうしたことが、真の意味での研修につながるのではないかと考えております。しかしながら、問題はその指導内容であり、研修担当部局は、職場内研修等これらを更に充実した上で、「民間委託の推進」や「臨時・嘱託職員の活用」、また「正規職員や臨時職員など職種・職階にはこだわらず即戦力となりうるような柔軟な人員配置」といった方策がないかどうかも含め、減員による組織を引き締めるための具体的方策をどのように進めてゆかれるのかをお尋ねいたします。


3、「子育て支援の充実の方針について」
1)子育て支援計画は順調に進んでいるのか
2)次年度に対する待機児童解消策はどうなっているのか

大きく3項目は 子育て支援の充実の方針について であります。

今、わが国の少子化は深刻な事態を迎えております。
データーからしますと全国の出生数は、第一次ベビーブーム(昭和22から24年)の頂点で270万人、第二次ベビーブーム(昭和46〜49年)の頂点で209万人を記録いたしましたが、その後は、減少を続け、平成になってからは120万人前後を推移し、平成15年の全国の出生数は112万3,610人(1,123,610人)本市では2,884人だそうです。人口千人当たりの出生数 は全国8.9人 本市は9.9人でありました。もう皆さんもご承知のように、最新の合計特殊出生率は、全国1.29とお聞きいたします。この合計特殊出生率、いわゆる、お一人の女性が一生の間に生む、平均の子ども数。(15歳から49歳の女性の年齢別出生率を合計したもの。)これが人口を一定の規模で保持するといわれる2.08前後を大きく下回っている状況にあります。
申し上げるまでもございませんがこれらが示すことはこのままでは必然的に「日本の人口は減少していく」という事であります。こうしたいわば国家的危機ともいえる少子化対策を考える上でも、これからの子育て支援の重要性は大いなるものがあると思います。ちょうど先程の第二次ベビーブームの世代が今、結婚適齢期を迎え「如何により多くの子づくり・子育てに専念できるのか」 その支援が大変重要になってくると思います。
以前から少子化対策は お父さん、お母さん達が「日本の将来を背負うお子さん達を安心して育てる事の出来る社会に・まちづくりから・・」と思っておりました。また、本市にて、2つの大変悲しい事故でお亡くなりになられました多くの幼いお子さんたちのことを思い起こしますと、改めまして明石市こそは、全国に向けて、「命の尊さ」と行政としての「子育て支援・少子化対策」に力を入れ、「子育てをするなら明石で!」と言われるような、「日本の福祉をリードする意気込み」がなければならないと私達は常々痛感致しております。今、わが国の少子化は本当に本当に深刻な事態を迎えております。私も以前からこの件をお尋ね致しておりますが、本市の子育て支援計画は順調に進んでおられますか。特に次年度に対する待機児童解消策は今現在、どうなっているのか?をお答えいただきたいと存じます。


4、「朝霧駅前の土地区画整理事業について」
1)現在の取り組み状況は?
2)進捗のないのは、いったい何が障壁になっているのか?

大きく4項目はJR朝霧駅前の土地区画整理事業について であります。
(組合施行朝霧駅前土地区画整理事業の現在の取り組み状況について)
  
JR朝霧駅前地区は神戸市と隣接し、年間の乗降客だけでも、6百数十万人に達するなど、大変賑わいのあるいわば本市の東の玄関口とも呼ぶべき要衝の地であります。また、明石海峡大橋・明石海峡が一望でき、 大変 風向明媚な人気スポットであります。
しかしながら、昭和43年に朝霧駅が開業して以来、既に35年余りが経過いたしておりますが、当地区では、駅前広場と幹線道路沿いの一部を除いて、駅前に広大な土地が全く未整備のまま残されており、計画的なまちづくりをどのように考えているのか、市の姿勢が問われかねない状況と言わざるを得ません。
「光陰矢の如し」のことわざがございますが、私が本件を始めて質問させていただいてから早や3年。その3年前からはまったく何の変化も見受けられないところがはなはだ残念であります。
当該地区につきましては、平成3年に策定された第3次長期総合計画におきましては、組合施行による6.2ヘクタールに及ぶ土地区画整理事業が、また第4次長期総合計画では地域拠点地区としての都市基盤の整備が掲げられるなど、かねてより整備に向けた様々な取り組みが行われてきたところであります。
そこで、昨年につづき質問をさせていただきますが、その後、こちらの地区整備がなかなか形となって現れてきてはおりませんが、この懸案の朝霧駅前地区の整備が、どのように進められているのか、現在の取り組み状況についてまず1回目にお聞かせいただきたいと思います。



、「2003アカシのウミガメ保護・育成施策について」
1)今年のウミガメ上陸は確認ゼロ。帰って来れなかった原因をどのように分析しているのか?
2)年度のウミガメ保護に関する取り組みは?

大きく 5項目は アカシのウミガメについてであります。
明石の「海岸環境の保全」という視点と市民の皆さんに「夢」を与えてくれる浦島太郎物語なる話題について今回もおたずね致したいと存じます。
残念ながらここ数年、本市では産卵を確認することが出来ておりません。しかしながら、本市では今まで数えます事、計15回の産卵を確認し、700匹を越える子ガメがこの明石の砂浜から大海原に向かって旅立ってゆきました。既にご承知のとおり、幾度ともなく申し上げるまでもございませんが、明石のウミガメは環境問題を語る上でも、レッドブックにも載って入るような稀少生物で、内海での上陸・産卵するウミガメは学術的にも大変大きな意義があるともお聞き致しております。
その産卵環境たる明石の海岸のこのすばらしさをも内外に示してくれておりました。私達、明石市民と致しましては、是非、このウミガメと素晴らしい海岸を、次の世代に引き継ぎ、人と自然の共生のあり方を常に考えて、更なるウミガメ条例の施策の展開を行うべきだと考えます。

以上、その保護をより一層進めていただきたいという立場から質問を致したいと思います。

まず、1点目、今年もウミガメ上陸は確認ゼロ。帰ってこれなかった原因についてをどのように分析しておられますか?
次に2点目、「来年こそは是非」と皆さんのご期待の大きい来年度のウミガメ保護に関する取り組みは?
どのようになされますか。
本年度の活動実績も併せてご答弁を宜しくお願いいたします。


6、「2004あかし市民まつりについて」
(1) 当日の運営内容は
(2) 来年度の取り組み方針は
 

最後の項目、6項目は2004あかし市民まつりについて であります。
この夏の市民まつりの実施は、歩道橋事故以来3年ぶりの再開となり、多くの市民の皆さんが関心をお寄せする中、特に明石市では、「安全に実施すること」が最大の課題であったと存じております。また、このような中にあって、これまでにない取り組みとして、「多くの市民参加」を求めるという、新たな試みにもチャレンジされたところでありました。
 
8月28日の市民まつり当日は好天に恵まれ、約10万人の人出もあり、明石公園全体を活用した、そしてまた、市民の皆さん手作りの「ユニークな発想のもとで工夫の凝らされたイベント」も多彩で、来場された方々の評価もおおむね好意的であったものと理解いたしております。
市民の皆さんの「このまつりを成功させたい!」という熱意の表れが、例えば安全対策に協力したいというボランティア・パトロール隊の動きにも良く反映されていたと思います。
また、明石駅コンコースからの誘導にも神経を使い、はじめてお越しになられたお客様でもその誘導に沿って動けば「まったく悩むこともなく市民まつりをじっくりと楽しめたと」感謝の声もあった一方で、少しでも早く廻ろうと時間を気にされ、道を外れるようなお客様には少し不満の声もあったように認識いたしております。
しかしながら、トータル的に安全面から見れば、しっかりと創意工夫を凝らした市民まつりになったのではないかと思います。

その後、11月の中旬には推進協議会も開かれ、「まつりの実施報告ならびに反省点が報告され、総意として来年度も引き続き実施の方向付けが決定された。」とお聞きいたしております。

 そこで、1点目の質問ですが、2004あかし市民まつりの再開に向け、先頭に立ってご尽力された北口市長は、市民まつり当日の運営内容について、ご自身はどのように評価されているのでしょうか、今、新たに振り返っていただき、お考えをお聞かせ願いたいと存じます。
 次に、2点目の質問でありますが、既に「来年も引き続き、市民夏まつりを継続開催されることを決定された。」とお聞きいたしておりますが、2004あかし市民まつりを総括される中で、来年度の市民夏まつりは「どのような形」で、また「どのような内容で」開催されようと考えておられるのか、現時点での市長のお考えをお聞かせ下さい。