(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

第1項目は、「行財政改革について」であります。
1点目、赤字再建団体に陥らないための努力を、今後どのように行うのか についてであります。
 
新市長が就任されて、早や半年が過ぎました。この間、日々多忙な公務をこなしながら、市政への思いを様々にめぐらされ、またより深めてこられたのではないかと存じており、その思いの一端をお聞かせ頂ければと思っての質問であります。
 さて、このところ政府関係機関などから発表される情報では、景気の動向を示す指標は相当改善の傾向を示しております。しかしながら、学校の新卒者の就職が思うに任せないなど、私たちの身の回りの実感では、景気の回復はまだまだ程遠い状況にあります。事実、先日も有力な地方銀行の破綻が伝えられました。
 このような中、本市では、市税収入の決算額が対前年度比で5年連続減額となり、本年度の見込み額におきましても、より一層の落ち込みが確実な情勢と伺っております。一方、歳出面では、公債費や扶助費などの累増も予測され、本市の財政状況は、一段と厳しい状況にあるものと認識いたしております。

 先日の市政だよりの記事にもございましたが、このままの状況では、平成17年度には基金も底をついてしまって、平成19年度末には財政再建団体への転落も危惧(予想)されている状況であると聞いております。過去におきましては、昭和30年代に全国の多くの自治体が財政再建団体となり、本市も昭和31年度に再建団体に転落いたした経過がございました。このとき、財政再建に向けては、人員や事務経費の削減をはじめ、組織の統廃合、投資的経費の抑制、市民病院やバス事業の独立採算化、さらには議員定数の削減など、赤字削減のために、市民皆さんの生活にも相当な影響がでたものとお聞き致しております。
 市長におかれても、平成16年度の予算編成の時期を迎え、市の財政について様々な思いをお持ちのことと存じます。
 そこで、市の財政の状況をどのようにとらえ、今後赤字再建団体に陥らないための努力をどのように行い、また市民サービスの確保をどのように図ろうとしておられるのか。市長自身のお考えをお聞かせ下さい。

2点目は電子入札の導入について であります。

本市は建設工事の入札に、昨年の6月から県内はもとより全国でもめずらしい郵便応募型指名競争入札という手法を導入致しております。
入札のあるべき姿である、公平性、さらには競争性は発揮され、昨年度は19億円もの税金が入札差額として計上されるなど、成果を成し遂げたと思います。先日の答弁にもございましたが、この郵便入札制度の導入当初は、落札率が50%を下回るといったあまりにも低・落札現象が起こるなど、関係団体をはじめ多くの企業体から市当局に対し、要望・陳情活動等があったともお聞きいたしております。しかしながら、この夏、変動型 低入札価格調査制度といった仕組みが全国初として採りいれられたことで、企業間で数値的判断基準をきっちりと守られるようになり、現に、落札額が低すぎたため、数値的判断基準で失格となった企業体が出てくるといった状況になったとお聞き致しております。工事の内容がわかったうえ、より確かなシステムができたと思います。

先月、テレビ東京の日経スペシャル「ガイアの夜明け」でも、本市の入札制度改革への力強い姿勢が全国に紹介され、市長や担当課長の語る言葉の中にもありましたが、「今後の工事検査体制や監督体制のあり方に目が向けられることとなる理由」も十分うなずけるところであります。
こうした状況のもと、本市のような入札制度改革の先進自治体として進むべき道は、当然ながら、今や国・県でようやく動き始めた、あるいは既に横須賀市をはじめとする一部の自治体で稼動している電子入札への移行が順当だと考えられます。
先日の市長の答弁では、市として「前向きに取り組みを進め・・」とのことでありましたが、電子入札の導入につきまして、あるいは入札制度の終着点としての明石市ならではの方式・ルール等を採り入れて行きかれるのか、また具体的な手法等、さらには今のところ導入後の考えられる効果はいかなるものかなども含め、お答えいただきたいと存じます。

 続きまして 3点目は工事検査業務についてであります。
 先程来のお話のごとく、入札結果の状況を見ますと、低入札価格調査制度に係るもの、又、それに近い落札率の工事が見受けられ、安かろう、悪かろうの工事になるような問題が生じているのではないかとも危惧されております。
市民の皆さんの大切な税金を用いての公共工事でありますので、よりよい品質の確保に努めていただきたいと心から願っております。それゆえに工事検査体制のより一層の充実を図ることが重要と考えるところであります。
そこで、公共工事の品質を確保するため、工事検査業務については、どのような改革を図っていかれるのかお尋ねいたします。


大きく2項目は、「市民のための市役所づくりについて」であります。
その1点目は庁舎・屋上の開放について でありますが、

 市民の皆さんとの協働の推進が叫ばれる今日、市政運営のあらゆる場面におきまして、市民の皆さんと信頼関係を結び、「共に考え、協力して取り組む姿勢を持つことこそが大変重要になってきている」と、私は強く感じております。
  そうしたことから申しますと、市・職員や市役所が、市民の皆さんにとってもっともっと身近なものに感じられる取り組みが、今求められているのではないでしょうか。
  市役所・庁舎は、明石海峡大橋や明石海峡を望みます、全国の自治体の庁舎の中でも指折りの景観を誇ります、絶好の位置に立地しておりますので、この貴重な市民の皆さんの財産であります市の庁舎を市民の皆さんのために開放し、例えば屋上からの景色を楽しんで頂き、またゆったりした気分で職員の熱心な勤務振りを垣間見て頂く事は、市民の皆さんとの距離感を縮めるのに有効な一つの方法ではないかと私は考えております。
こうした視点に立って、市役所の庁舎を市民の皆さんのために開放するお考えはないか、市長のお考えをお尋ねします。

2点目は   窓口サービスの向上について、出先機関として郵便局とのタイアップはできないのか
をお尋ね致します。
 ご案内のとおり、市の事務の一部が郵便局でも取り扱うことができるよう法制度の整備(いわゆる地方公共団体の特定の事務の郵政官署における取扱に関する法律 平成13年12月1日施行)が行われております。
市におきましては、行政改革の取り組みの一環として、様々な市民サービスの向上について検討を進められ、とりわけ市民の皆さんと直接に接触される窓口サービスの向上について、特に力を注いでいただいていると伺っております。
郵便局は市内に数多く設置されておられます。市内小学校区をほぼカバーしておられるとお聞きいたしておりますが、まさに地域社会になじみ・溶け込んだ、地域の皆さんの信頼が厚く、身近な郵便局におきまして、市の行政サービスが受けられるのであれば、市民の皆さんにとりまして大変便利なことと存じます。
そこで、現在、郵便局におきまして受けることができる市のサービスの状況と、今後、そのサービスの充実を図るお考えはないのか をお聞かせ下さい。

3点目はすでに昭和45年度より開始されております大好評の施設見学めぐりについて であります。

こちらも 先日の質問に上がっておりましたが、本日の傍聴席にはこの件で大きな関心をお持ちいただいております皆さんもおいでございますので、私なりにこの質問を・そして今後の要望を申し上げさせていただきたく存じます。

施設見学めぐりの方法はもうご承知の様に「市政だより」にて一般の市民の皆さんから参加者を募集され、市のマイクロバスで新消防庁舎をはじめ、大久保クリーンセンター等々 ご希望の市内各施設を巡回。各施設にて担当職員からの案内説明をお聞きいただき市民の皆さんに市の施設等を見学していただくことで、市政に対するご認識とご理解を深めていただく、また、その市民の皆さんがそうした見学を通じて感じられたことをご意見、ご提言として、後の市政の参考とさせていただくなど、実にすばらしい制度、大好評の制度だとお聞き致しました。少子・高齢化の今日、実施回数や参加人数、そもそもの参加対象・募集方法等は当初に比べ時代の流れと共に緩やかな変化を遂げておられるのではないかと存じます。聞くところによりますと、「残念ながらまた、応募者が多くて申込みに外れて・・」、「またまた今年もダメで・・・」と悲しんでおられるご様子を目に致したり、お嘆きのお声を耳に致した事がございます。
先日の答弁では回数も前向きに考慮されるようにお聞き致しましたが、この大好評の施設見学めぐりにつきまして、今一度お尋ねさせていただきたく存じます。回数を増やしまた更に充実させながら市民ニーズに応えていくお考えがあるのかどうか         お聞かせください。

大きく3項目目は「明石港の砂利揚場について」 であります。
予てから二見への移転のお話があがっておりますが、一向に前進しておりません。砂利揚場のすぐ背後に位置するマンションに居住されていらっしゃる住民の方々からお聞きするお話しでは、砂・砂利を扱う港湾事業者が荷揚げ作業のルールを守っておられず、砂利運搬船が夜中や早朝に大きな音を立てて作業を行うなど、騒音や砂の飛散などで日常生活に著しく支障を来たしているとも聞き致しております。
市議会といたしましても、30万都市・明石の海の玄関口として、また中心市街地の南の拠点として明石港再整備を是非とも推進する立場から、昨年3月には県知事に砂利揚場移転に係る積極的な取り組みを直接要望するなどの活動を展開して参りました。
しかしながら、県、市の努力にもかかわりませず、残念ながら未だ進展していないのが現状であります。
移転については、現在の明石港での港湾事業者の荷揚げ活動の状況や現状のような環境対策のままでは、移転先の地元住民の方々や関係者の方々に賛同が得られないのは当然なことであることは十分理解できます。その港湾事業者の作業ルールの遵守は勿論、環境対策にさらに充実が求められるところである。
つきましては、こうした現状等を踏まえて、市は、これらを解決する意味で現状の砂利揚場を一体どう考えているのか。
また、いつになったら砂利揚場の移転の目処がつくのか、お伺いします。

、「朝霧駅前の土地区画整理事業について」

大きく4項目はJR朝霧駅前の土地区画整理事業について であります。
(組合施行朝霧駅前土地区画整理事業の現在の取り組み状況について)

JR朝霧駅前地区は神戸市と隣接し、JR朝霧駅の年間の乗降客だけでも、年間で6百数十万人に達するなど、大変賑わいのあるいわば本市の東の玄関口とも呼ぶべき要衝の地であります。また、明石海峡大橋・明石海峡が一望でき、 大変 風向明媚な地区であります。
   しかしながら、昭和43年に朝霧駅が開業して以来、既に35年余りが経過いたしておりますが、当地区では、駅前広場と幹線道路沿いの一部を除いて、駅前に広大な土地が全く未整備のまま残されており、計画的なまちづくりをどのように考えているのか、市の姿勢が問われかねない状況と言わざるを得ません。
 当該地区については、平成3年に策定された第3次長期総合計画におきましては、組合施行による6.2ヘクタールに及ぶ土地区画整理事業が、また第4次長期総合計画では地域拠点地区としての都市基盤の整備が掲げられるなど、かねてより整備に向けた様々な取り組みが行われてきたところであります。
  地区の整備がなかなか形となって現れてきてはおりませんが、現在、地権者の方々が共同して取り組まれる、「仮称」朝霧駅前土地区画整理事業の組合設立に向け、準備が進められていらっしゃると伺っております。
  そこでこの懸案の朝霧駅前地区の整備が、どのように進められようとしているのか、現在の取り組み状況についてお聞かせ下さい。

5、「子育て支援の充実の方針について」
1)子育て支援計画は順調に進んでいるのか2)次年度に対する待機児童解消策はどうなっているのか

大きく5項目は 子育て支援の充実の方針について であります。
以前から少子化対策は お父さん、お母さん達が 日本の将来を背負うお子さん達を安心して育てる事の出来る社会に・まちづくりから・・と思っておりました。また、本市にて、2つの大変悲しい事故でお亡くなりになられました多くの幼いお子さんたちのことを思い起こしますと、明石市こそは、全国に向けて、「命の尊さ」と行政としての「子育て支援・少子化対策」に力を入れ、日本の福祉をリードする意気込みがなければならないと私達は痛感致しております。今、わが国の少子化は深刻な事態を迎えております。私も以前からこの件をお尋ね致しておりますが、本市の、子育て支援計画は順調に進んでおられますか。特に次年度に対する待機児童解消策は今現在、どうなっているのか?をお尋ね致します。

6、「2003アカシのウミガメ保護・育成施策について」
1)今年のウミガメ上陸は確認ゼロ。帰って来れなかった原因をどのように分析しているのか?2)年度のウミガメ保護に関する取り組みは?
大きく6項目は アカシのウミガメについてであります。

先の6月定例市議会 本会議におきましても、「ウミガメ保護条例について」お尋ねをいたしましたが、時を新たにお尋ね致します。
本市では15回の産卵を確認致し、710匹を越える子ガメがこの明石の砂浜から旅立ちました。ご承知のとおり、もう何度ともなく申し上げるまでもございませんが、明石のウミガメは環境問題を語る上でも、レッドブックにも載って入る希少生物で、内海での上陸・産卵するウミガメは学術的にも大変大きな意義があるともお聞き致しております。その産卵環境たる明石の海岸のすばらしさを内外に示してくれます。私達、市民と致しましては、是非、このウミガメと素晴らしい海岸を、次の世代に引き継ぎ、人と自然の共生のあり方を常に考えて、更なるウミガメ条例の施策の展開を行うべきだと考えます。
そこでお尋ねいたします。まず、1点目、今年のウミガメ上陸は確認ゼロ。帰って来れなかった原因をどのように分析しておられますか?
次に2点目、皆さんのご期待の大きい 来年度のウミガメ保護に関する取り組みは?どのようになされますか。本年度の活動も合わせてご答弁を宜しくお願い致します。


7、「2004成人式について」
1)当日の運営内容は?2)新成人の方々から、前年度にない企画運営上の要望等はあるのか?

大きく7項目最後の項目は 2004成人式について であります。

そもそも成人式の由来は、戦後間もない頃、戦争ですさんだ若者たちの気概を少しでも高めようと、考えたある地方自治体の方々が、新成人を励ます目的で始められた会らしく、それが全国に広がっていったとお聞き致しております。

以前ある市での成人式にて、祝辞を述べる主催者に対してクラッカーを投げたりする新成人がテレビ等で取り上げられておりました。あるマスコミの紙面も「成人式はバトルロワイルヤル」と報じられ、さすがにそうした内容等を目に致しますと一時が万事の如く、最近の若い人達は、式に対するありがたみを感じていらっしゃるのかどうか?と一瞬、疑問に思いました。
ですが、そうした最中、人生の記念としてまじめに出席しておられる方も大勢いると思います。

15年度、本市の成人式には、対象者の約 66%に当たる 2200人が出席。
14年度も対象者の約 67%に当たる 2200人が出席されたとお聞致しております。

私は「もともと、あるもの」がなぜ存在するのか、誰のためにあるのか、ということを忘れたとき、冒頭のようなことは往々にして起こるんだと思います。
あり方を考え、意義を見つめ直し、新たな明石市の成人式を模索する時ではないかとも存じます。そこで、お尋ね致します。本市におきましては

(1) 来年の当日の運営内容はどのように行いますか? また、 
(2) 新成人の方々から、前年度にない企画運営上の要望等はありましたでしょうか?
 お聞かせください。
以上の7項目14点につきましてご答弁の程、お願い致します。