(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

1、「市民のための市役所づくりについて」

大きく1項目は、「市民のための市役所づくりについて」2点の質問をさせて頂きます。
北口市長は、就任されて以来、日々精力的に公務遂行に当たっておられますが、とりわけ明石市民夏まつり事故及び大蔵海岸陥没事故の2件の事故への対応については、自らご遺族にご面談されるなど、積極的に取り組みを進めておられます。
今回、所信表明の中でも「2件の事故への様々な取り組みを通じて、明石市政に対する市民の皆さまの信頼回復を図り、希望ある明石を市民の皆さまとともに切り開くことが市長の重大な使命」との認識も示されておられるところでございます。
明石市政に関しては、このところ暗い話題ばかりが印象に残っているように感じておりますので、市長が市政の先頭に立って、明るい未来に向かってチャレンジされることは大変意義あることと、私どもも微力ながら支援いたしてまいりたいと存じております。
さて、市長は、市長選挙に際しまして、「フレッシュな活き活きとした市政の実現、市民の目線に立った温かい市民サービス提供」などなどを訴えて来られました。そして市長に就任され、もちろん市民の皆さんとの信頼関係がなければ、望まれる「より良い市政の実現は期待できません」ので、2件の事故への的確な対応を通じて市民のみなさんへの信頼回復に努めることが大切かと存じます。
またあわせて、市長が選挙で訴えて来られた市民の立場に立った、「市民のための市役所」にするための取り組みも、色々と構想をねっておられるのではないかと存じます。
そこで、1点目、明石市役所が市民のためにより良い市役所となるために、どのような改革が必要なのか、職員の意識改革をどのように図ろうとされるのか、市長のお考えをお聞きいたしたいと存じます。

2点目は、安全・安心のまちづくりについてであります。
今、明石市は安全・安心のまちづくりが市政の最重要の課題となっております。市政の最高責任者として率先垂範(そっせん・すいはん)して、この大きな課題に取り組んでおられるところであります。
その、安全・安心のまちづくりに臨まれます、市長のご心情・決意をお聞かせ願いたいと存じます。


2、「子育て支援の充実の方針について」
(1) 明石市子育て支援計画に基づく各施策は順調に進捗しているのか、その主な実施状況について
(2) 今後の子育て支援の充実を図るための実施体制の整備について

(1回目発言項目・要旨)

次に2項目は、「子育て支援の充実の方針について」質問させていただきます。
 
今、我が国におきましては、少子高齢化の著しい進展があり、女性が働き手として大きな役割を期待される状況となっております。また、男女共同参画意識の高まりもあり、女性の社会参加を保障する社会システムの整備も大きな課題となっております。更には、長期の経済不況のもと、幼い子どもさんをお持ちの方でも、ご夫婦・共働きの必要性が高まっており、大変厳しい状況もございます。
 一方、明石市におきましても、都市化の進展とともに、家族構成は年々核家族化が進むとともに、お隣やお向かいなどとの近所づきあいも、年々希薄になってきているのが現状かと存じます。
このような社会状況の変化のもと、各ご家庭単独では子どもさんの面倒を十分には見ることが出来ない、かといって、ご近所に子育ての応援をお願いすることも出来ないといった状況もあって、特に近年、子育て支援の充実を期待する市民の皆さんのお声が高まってきております。

このようなことを踏まえ、本市におきましても、子育て支援計画が策定され、子育て支援の各施策の充実が図られつつあるかと存じております。
私どもも、市民の皆様から、子育てに関して色々とご相談をお受けいたしております。しかしながら、例えば、順番待ちの方がおられて、「保育所に入りたくてもすぐには入所させていただけない」といった問題もあるほか、育児の悩みがあっても、どこに・誰に相談に行けば良いのか全く解らないといったご指摘等もございます。育児についてのお悩みは、それぞれのご当人には日々の切実な問題でございます。

そこで質問させていただきます。
まず1点目、明石市子育て支援計画に基づく各施策は順調に進捗しているのか、その主な実施状況についてお聞かせ下さい。2点目は今後の子育て支援の充実を図るための実施体制の整備について、お考えがあればお聞かせ願います。

 
3、「大蔵海岸整備事業における企業誘致について」
(1回目発言項目・要旨)
(質問)次に大きく3項目は「大蔵海岸について」ですが、
 誠に残念極まりない事態で、この期(ご)に及んで市当局に、徹底的に追求するのも若干、無力感が伴うことではありますが、されど大蔵海岸の民活施設については、昨年来、スポーツクラブや温浴施設が順次オープンし、一歩、一歩と賑わいのある海辺空間によみがえりつつありました。しかしながら、昨年、事業者決定いたしました宿泊施設の計画については、さる5月、その事業者から辞退届けが出され、白紙に戻ってしまったと聞いております。
 おそらく多くの市民の方々も期待に胸を弾ませておられた事業であり、まったく繰り返すようではありますがまことに残念の極みかと存じます。
また、先方の企業にとりましても、一旦、協定を締結していながら、わざわざ協定解除をせざるをえなかっただけの余程(よほど)の理由があったのか?と思われるだけの決断をしてからの辞退かと推察いたします。
そこで私がおたずねしたい点が2点あります。1点目はその企業が辞退(契約不履行)に至った経過とその理由であります。
2点目は、今後、この用地についてはどのように土地利用を進めていかれるのか、引き続き、企業誘致を進めていくのか、あるいは厳しい財政面での実態も考慮され、本来あるべき目標が見つかるまで、当面の間、市としては一時的利用や暫定利用などの考えはないのか、また辞退発表後、他の企業体などからからこのような話や相談等など一切ないものか、もし、もし仮にあったならばどのような土地利用等の内容なのかおたずねをいたします。

 
4、「コミュニティバスについて」 

(1回目発言項目・要旨)
(質問)4項目はコミュニティバスについてについてであります。
 わが国の自動車に対し過度に依存した今の「くるま社会」は、交通事故、交通渋滞、環境悪化、交通弱者への行動の制約、さらには中心市街地の空洞化(集客力衰退)など、多くの課題を生み出しました。こうした「くるま社会」を根本的に方向転換させてゆくためには、とりわけ、市街地における自動車交通を抑制しながら、自治体と市民とが知恵を出しあって「公共交通機関」優先の交通政策に移行させる必要があろうかと思います。
こうしたことは、従来の公営バスを単に輸送手段としてのみ捉えるのではなく、道路整備や駐車場整備と同様、いわゆる「公共事業」として位置付け、幹線バス(現在の市営バス)と結節した幹線以外を走行する公共バス(コミュニティバス)中心の交通体系を築きあげることが、市民サービスの向上に、あるいは市街地の活性化が図られることになろうかと思います。
こうした点を踏まえ、現在、市当局で検討されておりますコミュニティバスは、既存のバス路線では十分カバーしきれないきめ細かな路線を運行し、高齢者の方々をはじめ、いわゆる交通弱者の方々の足として、また、地域における日常生活の足として、大いに期待されております。
つきましては、現在での検討段階としての進捗状況と今後の取組予定について、お尋ねします。

 
5、「ウミガメ保護条例(海浜利用にかかわる条例)について」

(1回目発言項目・要旨)

最後の5項目はウミガメ保護条例について・明石の海岸環境の保全という視点と浦島太郎物語なる話題についておたずねいたしたいと存じますのでよろしくお願い申し上げます。

もう、いまさら私ごとき者が申し上げるまでもございませんが、本市の海岸線は、昭和36年から国の直轄事業として、これまでに国費約160億円を投じて整備が進められてまいりました。昭和57年から全国初の養浜(ようひん)事業が展開され、現在では市内約20数ヶ所の養浜が完成しているように伺っております。
国の直轄事業にあわせて、ビーチクリーナーによる砂浜(すなはま)清掃など、海岸線の美化活動への取り組みや、夜間花火規制のためのパトロールをはじめ、さらには海浜利便施設の整備など、今、まさに「海峡交流都市」の舞台としてのふさわしい数々の背景が出来上ったわけでありますが、こうしたさなか、近年、明るい話題をふりまいているウミガメにつきましては、現在まで、本市では15回の産卵を確認いたし、合計700匹を越える子ガメがこの明石の砂浜から大海原に旅立ってゆきました。
人工の海岸でしかも世界的にも内海での産卵は例がなかっただけに、この明石に、ウミガメが産卵のため、訪れるというのは誠に大きな意義がございます。
私たちは、遥か彼方より命がけで訪れ来るこのアカウミガメの産卵を通じ、多くのことを学んだことと思います。既に皆さんもご承知のとおり、アカウミガメと申しますのは、パンダと同じくレッドデータブックにも名を連ねておりますような、世界的に絶滅の危機にある種で、また内海に面した明石の砂浜でのほぼ定期的な産卵は世界の学説でも学会でもおおきな話題を呼んでいるとお聞きいたしております。

夜、海辺を照らす灯りもなく、また静かでゴミもない美しい白砂青松の海岸の砂浜に「ザザー」と打ち寄せ来たる波に乗ってウミガメが上陸・・・。

現代の私たちにとりましてはこのような海岸像は、多少、期待も大きすぎるのではないかとは存じますが、「浦島太郎・伝説」のいにしえの頃の砂浜が、本来のあるべき姿のように願ってやみません。
また、このことは、同時に環境問題を語る上でも、希少生物に接するという観点からも、将来を背負うこととなる子供さん達にも大きな夢をあたえ、このウミガメとこのような素晴らしい海岸を、次の世代に引き継ぎ、「人と自然の共生のあり方をも」教えてくれているように思います。これからも私たちのまちにとりましてウミガメは唯一の明るい話題であり、財産であるかとも存じます。

ところで、本市におきましては、去る2001年3月の定例市議会にて可決、制定されました「海浜の利用並びに、海浜利用施設の設置及び管理に関する条例」、いわゆるウミガメ保護条例には、市が誇る、この東西16キロメートルに及ぶ海岸の適正な利用と管理のみを定めたにとどまらず、一歩進め、海浜環境の保全、創造、並びにウミガメをはじめ海浜に生息する希少な生き物の保護についてもうたわれております。防災面も配慮されたこの条例制定にあっては、その後、各方面の関心を呼ぶこととなり、全国に向けて、海岸保全の取り組みの大切さを、アピールしたところでもあります。
また、こうした運動により、その後、この美しい海岸を守っていこうと、自治会や学校PTA、あるいはボランティア団体などによりましても、連日、活発な清掃活動等が熱心に続けられております。

以上、その保護をより一層進めていただきたいという立場から質問をいたしたいと存じます。

まず1点目は、これらの点を踏まえた今後のまちづくりとウミガメ保護について(さらにどう関連づけていかれるのか)を、
次に2点目としては、条例制定後の市行政のこれまでの取り組みについて(条例を生かした施策展開について、その後の成果は。また、本年度の取り組みは)はいかがなものか?
3点目は今年の産卵シーズンの取り組みについて(どのような取り組みを考えておられますか?)。
4点目には今年の教育におけるウミガメ保護の啓発について(こども達への啓発活動等は)。
最後の5点目としては、ウミガメ-ライブとも申しましょうか、先日発表のあったアルゴス追跡調査について、事業のねらいとPRの方法をお尋ねいたします。

以上5項目12点にて 1回目の質問を終わります。