(北川貴則 本会議登壇・1回目 質疑発言内容)・・・

(発言項目・要旨)
1. 「大蔵海岸整備事業について」


(発言内容)
 私がまだ幼少の頃、父親からよく耳にした話でありますが、かつて遠くから大勢の人たちが訪れた明石の海辺は、まことにのどかな風景であったようです。特に、万葉集の舞台となったいわゆる白砂青松(はくさ せいしょう)が残る中崎海岸から大蔵海岸に至る一帯は、南に淡路島をのぞみ、明石海峡を行き交う小舟、海水浴を楽しむ人、海に潜って魚をヤスでつく子供達…。最近では見かけることのなくなったこうした情景が、つい数十年前まで残っていたといいます。
 その大蔵海岸にかつての海岸線が復活し、既に3年の歳月が過ぎました。その間、市では企業誘致という厳しいノルマと直面しながらやっとのこと、昨年の秋には、長く暗いトンネルから抜け出すこととなりました。
 それは、市の事業コンペにより、立地予定の企業から提案のあったホテルや複合型映画館、温浴施設、あるいはアミューズメント施設など、今まさにトレンディな施設を大蔵海岸に整備する話がまとまったからでした。それを聞き、私もまずは「良かったな」と胸をなでおろしました。しかし一方で「かつての海岸線復活をめざす明石市にとって、あのイメージパースどおりのプランが果たしてふさわしいものなのか?」と自問自答しながらも、地元住民の皆さんからの問い合わせに「きれいになった大蔵海岸に、近代的な施設ができますよ。大勢の人も集まるので、せひ楽しみにしておいて下さいね。」とお話をいたしました。
 また、去る12月の本会議でも、私は、せっかくいい施設ができるのなら、地球環境問題にも配慮した太陽光発電(ソーラーパワーシステム)をエネルギー源としてこの事業計画に採用していただくよう希望。その他の事項も合わせて要望させていただきました。
 それから、半年後の出来事です。
去る5月1日、大蔵海岸の事業予定者から申し出のあった「正式辞退」の理由は、「長引く景気の低迷にともなう企業収支の悪化、それに付随する新規事業に対する企業の慎重姿勢、さらには金融機関の企業への融資ストップなど…。」こういうことだろうと考えられます。
 一歩先も見えぬ我が国の経済を、誰もが予想だにできなかったとはいえ、こうした事態になるまでに、何故、市長さんをはじめ有能なスタッフの皆さんが手を打てなかったのか、その点も含めて、事業予定者からの辞退のいきさつがどうなっていたのかお尋ねいたします。
 
2点目は、こうした事態は、本市だけではなく、大阪湾全域でも同じようなことが起こっていることは既に認識いたしております。先の本会議の質問におきまして尾園議員さんからもご指摘がありましたように、新聞に報道された大阪市さんや泉佐野市さんの事例が現在の潮流を物語っておるわけであります。
 ただ問題は、その後の対応策がどうなっているかであります。また、お隣の神戸市さんもポートアイランドU期への企業誘致に厳しい現実があるようです。これまで、神戸市さんが得意としておられた埋め立てに要した起債償還をできるだけ速やかに行うため、わが国はもとより、世界の優良な企業への訪問を続けるなど、港湾局あげて必死で闘っている様子でありました。現在、明石市では、その後どのような対応策をたてておられるのか質問いたします。
 
3点目といたしましては、大蔵海岸のあるべき姿という観点から市長さんにお尋ねいたします。決して財政面を抜きにしてはこうした大プロジェクトを語るわけにはゆきませんが、大蔵海岸の将来像について、本来、どうあるべきなのか、あるいは、どのような姿が望ましいとお考えなのか、お答えいただきたいと思います。
2. 2項目は「学校にける危機管理について」

(発言内容)
続きまして、2項目の質問に移らさせていただきますが、
質問のさなかではございますが、
 先日、大阪府の小学校で衝撃的な事件が起こりました。犠牲になられた尊いお子さん達の御霊(みたま)に対し、心から哀悼の意を表する次第でございます。
 ひとりの異常者が学校という神聖な場所に侵入、絶対に起きてはいけない事態に発展し、日本中が深い悲しみに包まれたこの殺傷事件について、連日、テレビの画面で報道される8名のお子さんお一人お一人の名前を耳にするたびに胸が痛みます。また、一瞬にして将来を断たれた子ども達のその時の恐怖、朝元気に登校して行ったお子さんを突然失ったご家族の悲しみ、くやしさ、つらさの前に、私もただ唖然(あぜん)とするばかりでまったく言葉もございません。
 ただ、こうした悲しい事件が二度と起きないようにと衷心より願うばかりであります。 今、改めて私ごときがこの事件について多くを語ることはどうかと存じますが、何の罪もない、これからの社会を担うことになろう多くの子供達を預かる学校では、安全で安心して学べる環境が当然のことでなければなりません。 こういった状況を踏まえ、明石の各学校では子供達に対する安全対策が十分に整備されているのか、本市の対応、いわゆる万が一に備えての「学校における危機管理」につきましてお尋ねいたします。

3.次に3項目は「ウミガメ保護条例について」

(発言内容)
内容は一転いたしますが・・・、
明石市の海岸線は、昭和36年から国の直轄事業として、これまでに国費約160億円を投じて整備が進められてきました。昭和57年から全国初の養浜(ようひん)事業が展開され現在では市内約20数ヶ所の養浜が完成していると伺っております。
国の直轄事業にあわせて、明石市では、ビーチクリーナーによる砂浜(すなはま)清掃など海岸線の美化活動への取り組みや、夜間花火規制のためのパトロールをはじめ、さらには海浜利便施設の整備など海峡 公園都市から海峡 交流都市への舞台づくりが着々と整いつつある状況であると存じます。
そうした中、近年、明るい話題となっておりますウミガメにつきましては、昨年まで15回の産卵を数え、本市で生まれた子ガメは合計710匹にのぼっていると伺っております。人工の海岸に、ウミガメが産卵に訪れる意義は大きいものがあります。
また、防災面も配慮され、本市3月の定例市議会にて可決、制定されました「海浜の利用並びに、海浜利用施設の設置及び管理に関する条例」では、市が誇る、東西16キロメートルに及ぶ海岸の適正な利用と管理、を定めたにとどまらず、一歩進めて、海浜環境の保全、創造、並びにウミガメをはじめ海浜に生息する希少な生き物の保護について、うたっています。こうしたことから条例制定に際しては、その後、各方面の関心を呼び、全国に向けて、海岸保全の取り組みの大切さを、アピールしたところです。この美しい海岸を守っていこうと、自治会や学校、PTAなどにおかれましても、活発な清掃活動が続けられています。
私も、海峡交流都市・明石のシンボルとして、この素晴らしい海岸を、次の世代に引き継いでいかなければならないと思っています。そのためにも、人と自然の共生のあり方を常に考えて、このウミガメ条例の施策の展開が必要だと考えます。
1点目はこうした状況を踏まえて、この条例の主旨を生かした今後の施策展開について、本年度の取り組みをお尋ねいたします。
2点目は 次の世代を担うこども達を対象に、このウミガメ保護について、どういった啓発活動を展開しょうとしておられるのかお聞かせください。
3点目と致しましては、将来的に、まちづくりとウミガメ保護をどう関連付けていかれるのか、お尋ねいたします。 




4. 「国際交流事業について」

(発言内容)
 本年8月には、中華人民共和国・無錫市との友好都市締結20周年を迎えますが、これまで教育、文化、スポーツをはじめ、経済、労働、都市管理・都市経営など各分野にわたり交流が展開されてまいりました。そして、それぞれの交流の場面では、市民の皆さん、に広く参加を求め、相互理解を深めてこられました。この間、市内の文化団体や各種団体におきましても、異文化との交流によってそれぞれの団体の活動も活発化してきました。交流と共生をテーマとした本市のまちづくりの指針である「第四次長期総合計画」におきましても、「市民の皆さんの活発な参加による国際交流は、異文化との交流によって、自らの地域の特性や価値を見直すなど、地域コミユニテイの活性化にも、つながることから、今後とも、より一層幅広い市民各層の参加と協力のもとに、交流活動を推進していく必要があるとし、また同時に、姉妹都市、友好都市との交流を基軸として、教育や文化、スポーツさらには経済など、幅広い分野の交流を推進し、国際平和に寄与する」とうたっています。地道な交流の積み重ねが大切であることは、十分理解しておりますが、マンネリ化せず、活発な交流へと発展させていくための、旁引き(ぼうひき)役としての行政の役割について、お考えをお伺いいたします。また、本年予定されている事業について、その主旨、及び概要についてお聞かせ下さい。

5. 「市内の海水浴場の現況について

(発言内容)
 この梅雨時期も開けると、待ちに待った海水浴シーズンが始まります。 私も幼少の頃から海が大好きでした。海は母親にたとえられるようにいつもおおらかで、いやなことがあった時の良き相談相手でもありました。小学校時代には、学校から帰るやいなやカバンを家に放り、麦わら帽子のままで、海に飛び込んだことを昨日のように思い出します。
 今でも気持ちが落ち込んだ時には、海と会話をするなどし、心を癒すことがあります。
ところで、去る6月14日の新聞を見ておりますと、江井ヶ島海岸「海の家」消え自然公園に内容を見ますと、これまで江井ヶ島海水浴場にあった唯一の海の家が経営不振により、今年の夏、休業することになり、国に海の家から「海水浴場」として届け出が出来なくなったため、と書いてありました。先程、質問させていたたきました、大蔵海岸では、海水浴客が増える一方で、江井ヶ島ではこうした状況が現実だというのは、誠にさびしい限りであります。
さて、質問に移らせていただきますが、市内の海水浴場は、大阪ベイエリアの中で環境に恵まれた希少価値のある自然型海水浴場として、多くの市民の皆さんに親しまれて参りました。
とりわけ、大蔵海岸におきましては、1昨年、朝霧駅からの連絡歩道橋も完成し、高速道路からの交通アクセスや、駐車場の一時間無料サービス、等々、利便性の向上により、さらに多くの利用者の方々でにぎわいました。
海水浴利用者数の表れは、市民の皆さんはもとより、広くこは近畿圏内でも「大蔵コース」として名声を上げた事を物語っているものと思います。
今後共、明石の貴重な観光資源の1つとして、これからの明石のイメージをいずれにしても、大いに高めてくれるものと期待いたしております。
理事者の方々も、今年も大勢の方々においで、いただけるよう、出来る限りの努力をなさっていただいているところと存じますが、一つ目の質問といたしましては、率直なところ 水質・安全性の確保はいかがでしょうか?

2つ目は 昨年の各海水浴利用者の動向をお教えください。
最後に3つ目は これから市がとられるであろう本年度の海水浴場への対策についてであります。特に、江井ヶ島のこれからの対策もあわせてご答弁願いたいと存じます。
おわりに、この夏は全国どこの海水浴場でも、不幸な水難事故などが起こりませんことをお祈り申し上げ、私の1回目の質問とさせていただきます。